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大宮店
scrollable

トゲ。

投稿日:2015/12/27

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2015年最終営業日が終わった。1年間頑張ってくれた皆に感謝。
哲学、弁証法的統一、関係性、傲慢、劣等感、謙虚、自信、評価などの言葉が浮かぶ2015年。
大きな変化の中、嬉しいことも、悲しいこともあった。過ぎ去ってみればいつもあっというま。
「人生は一直線でどこからどこかに向かっているのではなく、その時々の刹那(点)の連続である。」というアドラの言葉でずいぶん心も楽になった。
 
明日から店舗のインテリア工事の始まりだ。年月と共にほこりをかぶっていた、インテリアを解体しながら淋しい気持ちになっていた。みんなの思いがたくさん詰まっているインテリア。 
約6年前の真夏に窓を閉め切って38℃を越える室内で奮闘していた記憶が蘇る。
歴史を語る床や壁の傷、柱の汚れなども愛おしく感じた。だんだん解体されていくインテリを見ながら、人間の一生と例えらると思った。
いつかは過ぎ去っていく有限な人生であるから、今日という日が大切で輝くのさ。
 
木材を運びながら手にトゲが刺さった。しかも3本も。。
その中1本は肌の奥に入って眠り出てこない。僕の体の一部となった。
70キロ近い大きい体は数ミリのトゲに揺さぶられる。
どこかの国で飢えで死んでいく人の命より自分の指のトゲが気になるのが人間の相対的感覚なのだ。
肌をちぎっても、ちぎっても出てこないトゲと奮闘すること30分。
 
もう、あきらめた。
 
あきらめたら、あらま?! 楽になった。
トゲ一つに揺さぶられる自分浅さに、失笑。
あきらめたらこんなに楽なのに。
小さトゲは肌に刺さった大きな釘にも、何でもないチリにもなりうるのさ。
自分の考えしだいで。
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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