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京都桂店
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ライフスタジオ的クローズアップのすゝめ。

投稿日:2018/8/18

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ライフスタジオ的クローズアップのすゝめ。

 

8月から新しいことを始めました。

それは、草加店の甲斐ちゃんとともに月に一回写真について学ぶことをしていこうかと思っています。甲斐ちゃんは写真の勉強について、モチベーションが高い人です。なので、月に一回課題を以て写真を見ながら、話しながら、そしてフィードバックをしながら、少しずつですが写真についての知識を身に付け、実践を通して技術を付けていこうというレッスンを僭越ながらやらせていただくことになりました。

詳しくは甲斐ちゃんのblogを読んでね!↓

 

 

第1回はクローズアップです。クローズアップは、ライフスタジオの原本に入っている写真の中では特徴的で魅力的な写真の一つだと思います。

「クローズアップの質次第で75cut全体の質が30%upする」

という名言もあるくらいライフスタジオの写真と言えば、クローズアップを上げてくださる方もいるくらい重要な写真です。75cutを撮る中で、クローズアップが占める割合は1シーンに1~2枚くらいです。そんなに多く撮らない写真だからこそ、その魅力が引き立つ写真であり、その反面意図がないと一番意味不明に見えてしまう写真であります。そんなクローズアップを撮るためのコツをいくつか書いてみたいと思います。

 

Pont.1 まずは被写体を把握する。

クローズアップは、顔を間近で撮る写真です。その人の顔や表情をより魅力的に写すためにはその人の顔の特徴や綺麗に見える角度、髪の毛の位置、魅力的な表情を把握しておく必要があります。黒目がちな人は少し上からの角度、目が細い人は少し下からの角度、真正面から撮ったほうが魅力的に見える人もいます。また、表情もその人により似合う表情やグッとくる瞬間の表情はどんなときかをよく観察します。普段、笑顔が多い人が実は真剣な眼差しがグッとくるように見えることもあります。どんな表情が似合うかはその被写体と撮影者の主観の掛け合わせによるかもしれませんね。髪型も、顔周りに髪の毛がある人はグッと寄りやすいですし、前髪がない人は帽子をかぶせることもあります。その方が寄りやすいからです。

 

Point.2 bestな光で撮ること。

クローズアップは人に近い分、構成要素が限られてくるため、顔に当たる光の綺麗さは非常に重要な要素になります。被写体の特徴を捉えたうえで光にこだわることでより魅力的で質の高いクローズアップになります。光がクローズアップの質を決定すると言っても過言ではないかもしれません。私の経験上は、サイド光or半逆光で撮ると顔の輪郭や目鼻立ちの輪郭に光の筋が入りやすくていいと思います。もちろん強い直当たりの光でもかっこいいと思います。光もどこまで当てるのかも重要です。鼻まで光を当てるのか、それとも鼻の向こう側の瞼のラインまでか…。そんなことを考えながらクローズアップを撮っています。

 

Point.3 ポーズを付けるか付けないか。

よく「いいクローズアップには手を入れる」という話を聞きます。確かにそうだと思います。しかし、私は必ずしもそうではない場合もあることもあると思います。手を入れるといい場合もありますが逆に寄りにくくなる場合もあります。重要なのは、自分が思う魅力的な瞬間に手を入れる理由が明確かどうかだと思います。手を付けると雰囲気が合う場合や被写体の魅力が引き立つならば入れますが、必要がなければ入れません。重要なのは被写体の表情に合うかどうかだと思います。それはクローズアップだけじゃないですけれども…。

 

Point.4 頭を切ってフレーミングしてみよう。

頭を切ったフレーミングはライフスタジオならではかもしれません。基本、クローズアップやバストアップは頭を入れたほうが撮影者の方が安心できるからかもしれません。しかし、クローズアップの魅力は表情と目にフォーカスできることです。表情と目からは、自然とその被写体の内面やその人らしさを見ることができます。そこにフォーカスしてこそクローズアップなのだと思います。頭を入れると寄り切れず、クローズアップで伝えたい魅力があまり強調されないときもあります。私は本当に寄りたいときは頭を切ったクローズアップを撮ることのほうが多かったりします。

 

Point.5 動きの中で撮る。

表情を撮るためには、被写体をずっと固定して撮ることは適していません。なぜならば、被写体の表情は、動きを固定される時間が長ければ長いほど力を失っていきます。ずっと笑っているのは疲れるし、何か動作を誘導したあとの瞬間の表情こそ一番感情やその時の新鮮なフィーリングが宿っています。なので、話をしながら動作を誘導しながら撮るのがベストだと思います。クローズアップ最大の魅力は被写体がまるで近くで息づいているかのような表情の力だと思います。手先の動作を誘導したり、誰かと会話させたり、何かに集中させてみたり、いろんな表情の誘導の仕方があります。その被写体にあった瞬間を切り出しましょう。

 


長々と書きましたが、クローズアップを魅力的に撮るコツはまだまだあると思います。印象的で一瞬時間が止まるようなクローズアップを撮影するには、被写体との関係が近いことも重要です。「レンズの距離は心の距離」という言葉もあります。撮影者が、被写体の魅力を理解しより強調して伝えることが何よりも重要なのかもしれませんね。

 

それではまた次回☆

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