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Project NEIGHBORS vol.1 :きみどりカフェ ①
投稿日:2017/11/8
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Tokotozawa Photo Project
"NEIGHBORS"
at Kimidori Cafe
Interview, Text and Photo by Satsuki Kudo
NEIGHBORSを始めるにあたって、最初に選ばせていただいたのはきみどりカフェ。
ここは、私のライフスタジオのスタートから共にしてくれた仲間が作った場所。
大人になって初めて一緒に笑ったり泣いたりを、私と共にしてくれた仲間がいる場所。
ライフスタジオから離れても、変わらずに彼女たちに会いに行く場所。
いや、むしろライフスタジオにいたときよりも会いに来ているのかもしれない…。(笑)
NEIGHBORS第1回は、私にとってのNEIGHBORSでもある。
誰かの人生で関係性を客観化させ、人生の見方を変えてもらうためのこのprojectは、
まずは私自身が自らの人生において大切な関係性を実感しないといけないと思ったからだ。
"NEIGHBORS"
at Kimidori Cafe
Interview, Text and Photo by Satsuki Kudo
NEIGHBORSを始めるにあたって、最初に選ばせていただいたのはきみどりカフェ。
ここは、私のライフスタジオのスタートから共にしてくれた仲間が作った場所。
大人になって初めて一緒に笑ったり泣いたりを、私と共にしてくれた仲間がいる場所。
ライフスタジオから離れても、変わらずに彼女たちに会いに行く場所。
いや、むしろライフスタジオにいたときよりも会いに来ているのかもしれない…。(笑)
NEIGHBORS第1回は、私にとってのNEIGHBORSでもある。
誰かの人生で関係性を客観化させ、人生の見方を変えてもらうためのこのprojectは、
まずは私自身が自らの人生において大切な関係性を実感しないといけないと思ったからだ。
篠原さんと大橋さん。
本来この場ではそう書くべきだが、なんだかそわそわする…。
ので、いつもどおり「篠原さん=りかちゃん」と「大橋さん=みさと」と書かせていただく。
なんていったって、この記事を書くのは他の誰でもないこの「私」なのだから。
きみどりカフェを作った経緯は、りかちゃんから聞いていた。
というか、知っていた。
今を遡ること5年前。2012年に私たちは一緒に店舗を運営していた
その中で、ふたりが常々言っていたのが「カフェ経営」だった。
それは、「ライフスタジオではできないことをやりたい」ことが大きいだろう。
二人が言っているのは、「いつでもだれでも帰ってこれる場所を作りたい」ということだった。
結婚しても、子どもが生まれても、おばあちゃんになっても、仲間たちとずっとずっと続けていける関係性を望む二人は、その場所を作りたいと願っていた。
その念願かなって自らの手でカフェをオープンした二人。
その二人の関係性には、知っているようで知らないこと・自然にしていてえも当然ではないことがたくさんありそうだ。
そんな二人の関係性ときみどりカフェオープンに至るまでの「WHY?」を、インタビュー形式(座談会かも…?笑)で聞いてみた。
二人の出会いは、2012年の夏。
今は無きライフスタジオ横浜店に、みさとが入社の為にスタジオ見学に来ていたことがは始まりだった。
その時の第一印象は、みさとはりかちゃんのことを「ラフで親しみやすいお姉さん」、りかちゃんはみさとのことを「子供がリクルートスーツを着ているみたいだった、思ったより幼く見えた。
でもきっと猫をかぶっていた笑。」と振り返る。
そんな二人は、お互いに接客ということにおいて情熱を持っている。
誰かのために、目の前にいる人に深く入るために、何よりもお互いが自然でいられる暖かな空間を作るために、彼女たちが動いている姿を私もライフスタジオに二人がいたころからよく見ていた。
2012年の出会いから、もう5年以上も共にいる二人が、今現在お互いをどう見ているのだろうか。
「二人がお互いに尊敬しているところは?」
私がそう聞いた質問に、みさとはたくさん出てくる言葉を整理しきれない感じでこう結論付けた。
「なんていうか、諦めないというか。
私は何かをするときにいきなりゴールに行けたらいいななんて思って、できるだけ物事をスキップしちゃいたいんですけど、篠原さんは過程を大事にしてひとつひとつをしっかり歩んでいこうとするんですよね。
目標を達成するまでの過程をきちんと踏んでいく人なんだと思います。
めんどくさいとは思っていると思うんですけど、めんどくさいこともちゃんとやる。
それはものすごく尊敬します。」
またこうも言っている。
「あとは、人の想いをすごく大切にしている人なんです。
誰が何をしてくれたとか、誰からこういった言葉をかけられたとかすごく覚えている。
人に誠実なんだと思います。」
「人と自分との間に垣根を作らないこと。本当はものすごく垣根がある人だと思うんですけど笑。
でも、だれにでもオープンで人と知り合う上での第1関門が開いているというんですか。
人付き合いのスタートがすごく巧い人です。
私はどうしても構えてしまったり考えてしまったりすることが多いのですが、彼女はそれがない。
カフェでもカウンターから笑い声が聞こえてくることに安心感があります。」
その反面、みさとは本当はこういう人だということもりかちゃんから見えるそうだ。
「本当は暗い人だと思うんです。それを隠すくらいの明るさを見せているからわからないですが。
生きていく上で猫を被っている。
だけど、それが彼女自身のバランスを取る術なんだなと思います。」
一見すると他人にはわからない面を、お互いに見抜いているところが彼女たちの関係性を物語っているような気がする。
この二人がなぜ一緒に居られるかは、表面的にはわからないところまで見抜いているからだろう。
そんな二人は似ているように見えて、そうではないようだ。
性格は、真反対だと言う。
りかちゃんは、普段は静かにしているのが好き。
だけど、みさとはリアクションから会話の仕方からにぎやかだ。
「たぶんね、おんににはうるさいって思われているかもしれなくて…。」
みさとはそんな風に語った。
そう、私も横浜店にいたころ、横浜青葉店で一緒に働いていたころ、そして今もそう感じる。
りかちゃんは一緒にいて穏やかで静かな時間を過ごせるし、みさととはずっとしゃべっている。
この二人は正反対だ。
静と動であり、明と暗。
だけど、不思議なことに篠原さん・大橋さんには共通点があった。
それは太く厚い芯ガきちんとある共通点…「接客に懸ける情熱」だ。
二人は目の前にいる人のことをよく見ているし、
目の前にいる人たちにとって何が最善かをよく考えているように見えた。
自分たちよりも目の前の人のことを考え、大切にしようとすること。
性格が真反対でも目的が同じ。
入口が違っても出口は同じ。
そんな感じの二人。
静と動であり、明と暗。
だけど、不思議なことに篠原さん・大橋さんには共通点があった。
それは太く厚い芯ガきちんとある共通点…「接客に懸ける情熱」だ。
二人は目の前にいる人のことをよく見ているし、
目の前にいる人たちにとって何が最善かをよく考えているように見えた。
自分たちよりも目の前の人のことを考え、大切にしようとすること。
性格が真反対でも目的が同じ。
入口が違っても出口は同じ。
そんな感じの二人。
共通した軸が同じでも、性格が真反対なら一緒に仕事をする過程で何かお互いに思うところはあるだろうと、
ふたりに聞いてみた。
「お互いに直してほしいところはある?」
大橋:「一人で抱え込むところですかね~。
おんには何かを考えているときはわかるんですけど、一人で何かを決断したらひとりで黙って行動しちゃうから、少しは相談したり任せてほしいなって思いますよ。
もちろん、決めて自分でやった方が早いのはわかりますし、
もしかしたら私が頼りないのかもしれないって思われているかもですけど、
それでも相談とかお願いとかしてくれたら嬉しいかなって思います。
言わないでも察することができる阿吽の呼吸ができたらいいんですけどね~。」
篠原:「素直じゃないんですよね。
ありがとうとかごめんなさいっていうことを親しければ親しいほど素直に言えないんですよ。
もちろん、礼儀が無いわけではなくて彼女は普段は当然のように言います。
でも本当に嬉しかったときには、素直な言い方じゃないんですよね。
照れくさいっていう感じ。
十代の頃とか、お母さんとかにありがとうって恥ずかしくて言えない時期があるじゃないですか。
そんな感じ。思春期ですね(笑)。素直に言えたらもっと楽なのにね。」
なるほど、いつも一緒にいるからこそ出る言葉なのかもしれない。
普段、表面的にはそんな部分は見えにくい彼女たちだが、いつも一緒にいる二人だからこその関係性の深さを垣間見ることができる。
直してほしいと言っても、それが「負」というわけではなくその部分も含めて「りかちゃん」だし「みさと」だということを二人は知っている。だから、そのことでいちいち苛立ったりはしない。
りかちゃんとみさとは前述したとおり「真反対」だ。
だからこそ、出会ってからお互いに作用し作用されることもあるように思える。
出会ってからお互いに変化があったことは何だろうか?
篠原:「私はネガティブで、自分の気持ちを外に出すことを躊躇していたんです。
自分の気持ちを口に出すことが恥ずかしいというか、知られたくないのかもしれません。
だけど、みさとはとにかく口に出す(笑)。
カフェのオープンのために物件を見て回っていてなかなか決まらないときも「疲れたー」とか「やめたいー」とか、気持ちが駄々漏れで…(笑)。
でもそれで、彼女のイメージが崩れるわけでも無くて、そこにいる人が嫌な気分になるわけでもない。
ただ、ありのままの彼女をむしろ知れるので、口に出すことがそんなに悪いことじゃないかもっていうことを学びました。」
ここまで話を聞いていて、私は前から二人について感じていたことを深く聞き出すことができて
腑に落ちた部分が多い。
大袈裟ではないけれど、だからといって平凡ではない。そんな関係。
日々送る日常の中に、特別とわざわざ言わなくてもいいようなことを為していくことが普通の関係。
自然でいて、普通、わざわざ特別と言わなくてもいい。
力の抜けた関係の二人。
この場では書ききれない部分は、長いので②へ続く…。
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