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越谷店
姉と弟
投稿日:2021/7/31 更新日:2021/7/31
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僕には2歳年上の姉がいます。
今思うと仲は悪くは無かったのですが、仲が良かったかと考えると、なんとも微妙です。
母に聞けば、「仲良かったよ。」と言われますが。
姉とは趣味など好きなものも全く違うし、一緒に遊ぶことも少なかったように思います。
姉と弟ならそれが普通でしょうか。
写真の子達はとても仲良しな2人。
自分のことを思えば思うほど、羨ましく思えるほどに。
少し歳が離れているのもあるでしょうが、
姉は弟を可愛がり、弟は姉を慕い。
自分は幼い頃、写真館で写真を撮ることはほぼありませんでしたから、
こういう子達の撮影はカメラ目線でなく2人が接し合っている写真もたくさん撮ろう。と思えます。
実際、それがしっくりきたりもします。
彼らには少し高い台に座ってもらいました。
普段であれば2人とも足を前に出して正面を向いてもらうのですが、
台を跨ぎ向かい合わせに。
2人には見つめ合ってもらうだけなのですが、この時はきょうだい写真の序盤。
2ショットの撮り始めが「お互いにお顔見てみて!」だったので、2人の照れ臭そうな表情が少しだけ見てとれます。
ただ見つめ合って思わず笑ってしまうのも良いのですが、この照れ臭そうな感じがとても良いのです。
今は他の誰の干渉もなく2人だけの空間。
そんな表現ができるよう、私は手前の扉を使い2人を挟むように隔て、二人が中心にくるよう撮影しました。
とにかく、2つの扉・中心に2人の姿・水平垂直に。全てのバランスが乱れぬよう気を付けました。
少しでもバランスが崩れているだけで、印象が曖昧になってしまう可能性がありますが、
被写体を中心にバランス良く撮れていることで、自分のイメージ通りの雰囲気の写真になったと思います。
2ショットにしては少し印象的と言うか、
硬めな印象の2人の姿ですが…
その後にこの写真が撮れるんですもの。
私の中では、最初の写真がそれで良いんだと思えました。
2人やご家族にとって、この日撮らせていただいたお写真が、ずっと皆の歴史として残っていきますように。
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