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越谷店
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昔の思い出話

投稿日:2021/2/27

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写真はいつかの海野家。

シーパラなんて行った記憶ないな。笑

自分が印象的に覚えている、家族のエピソードをふと思い返したので書くことにします。

 


 

今から23年前(たぶん)のクリスマスイブの出来事。


その当時実家では、毎年冬になると道沿いの窓際にツリーを立て、姉と僕が欲しいおもちゃの写真をチラシから切り抜きオーナメントみたくして吊るした。

そうする事でサンタさんへの意思表示になるのである。

母はそれを見てプレゼントを用意しプレハブへ保管。

12月24日の夜には仕事帰りの父は一旦家には入らず、

プレハブからこっそりプレゼントを持ち出して玄関の外に起き、裏口からいつも通り帰宅するというシステムだった。


だが、事件は起こったのである。

僕と姉が玄関に行き、恐る恐る外から家にプレゼントを持ち入れ包装を開けると、希望通りのプレゼントが。

 

「恐る恐る」というのには理由があって、また過去に遡る。

もっと小さい頃のクリスマス。たぶん、1歳とか2歳とか。

まだ社宅住まいだった海野家に、父と母の友人(同僚?)がサンタさんに扮して来てくれたのだ。

僕は、怖くてギャン泣きであった。

その時のことを覚えていたのか、その時の写真が残っているからなのか、サンタさんに対しての恐怖心が拭えなかった。

という理由だ。

 

話は戻り、

プレゼントに大喜びの中、同時に僕は違和感を覚える。

 


値段の記されたシールが貼られているのだ。

 


しかしながら、当時の僕にとってサンタさんというのは

"欲しいものをプレゼントしてくれる存在"

であり、

例年、プレゼントがおもちゃ屋に並んだそのまま(箱に入ったまま)の状態で届くので、

"プレゼントはサンタやエルフの手作り"

ということ自体はお伽話と子供ながらに理解していた。

「プレゼントはサンタが買ったりしながら用意するものなんだ」と。


そのため、あくまで "サンタさんのミス" 程度に思っている僕は母に

「値段書いてあるね!笑」

と報告。

 

子供より母が一番に衝撃を受けたことだろう。

 

母はその場で姉と僕を並んで座らせ、母自身も正座。

「2人に謝らなきゃいけないことがあります。プレゼントはサンタさんからではありません。」

クリスマスという文化について。

その"文化"に対しての、我が家のクリスマスの成り立ち。

色々と話をしてくれた。


今思うと、プレゼントを購入したお店側の重大な過失であり、母は何も悪くないだけに本当に気の毒でならない。


ただ、その時に見せた母の真摯で真面目な姿が今でも目に焼き付いている。

 

そして10年程の年月が経ち僕が高校生であった頃。

思春期に友達も多くはなく、家にばかりいて浮いた話のない息子に母は言うのである。

「あんたは悪い意味で真面目過ぎるんじゃないの。恋愛とかを遊ぶと思ってやってみたら?」

どの口が言うのだ。笑

自分を真面目とは思わないまでも、あなたの真面目なところを見て育ってきたのですが。

 

これはもっと後に聞いた話だが、高校生になり時が経っても異性を家に連れてこない僕に対し、

母は僕の恋愛対象が女性とは限らないのではないかと疑念を抱いたこともあったと言う。

 


 

それもこれも、自分にとっては大切な家族の思い出。

思い出す度に温かい気持ちになる。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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