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越谷店
奥深さ。
投稿日:2020/11/30     更新日:2022/8/27
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photo by Takashi Umino
coordinator by Naomi Tanaka
なにごとも、「奥深い」ということに結構魅力を感じる自分がいます。
ボーカリストが詩の内容によって歌声を歪ませたり、静かに歌ったりして感情を表している音楽や、
テレビで明るく輝いている人も、裏では人並み以上に悩み、試行錯誤を重ねていたり、
当たり前のように華麗なプレーをするスポーツ界のスター選手も、人の倍練習の時間を持っていたり。
そういったものや人に自分は惹かれます。
写真にも「奥深さ」が必要だと思います。
写真という結果としての奥深さと、
その写真を撮るまでの過程の奥深さ。
この男の子は3歳になった記念で撮影に来てくれました。
彼はとても癒し系でもあり、元気いっぱいな男の子。
実際、この撮影で撮影した写真は楽しそうな笑顔の写真もたくさんあります。
だいたい、年齢が小さい程撮影の時間が終盤になると飽きてきてしまうもの。
この写真はその終盤に撮ったものです。
彼のポテンシャルの高さが伺えます。
楽しく撮影もでき、3歳でありながら僕たちの指示を聞き、上手にポーズや表情を作ってくれる優秀さん。
小学生以下のお子様を撮影する上では形を作ることより自然に動いてもらった方が可愛らしいことが多いのですが、
彼には小学生のお兄さんやお姉さんと同じように、カッコよくキメた写真も絶対に似合うと思い、イメージカットのような写真を撮りたいと決めました。
この時私は望遠レンズを使い、越谷店の中で、背景から一番自分が引いて撮影できる場所での撮影を選んで中間に被写体である彼に座ってもらい、
尚且つレンズの焦点距離を最大の200mmまでズームした状態で、クローズアップではなく引き写真を撮影したいと考えました。
そうすることで、背景を圧縮し、奥行きを出すという望遠レンズの特徴を活かすことができます。
背景とのバランスを見た上で彼の位置・椅子の高さ・体の向きまで考え、座ってもらいました。
雑多な背景ではないので、彼の姿に目線の誘導はしやすいのですが、少し空間が空いている印象もあったので、背景に写る段差の上に空間を埋めつつも主張しない小物を配置しました。
そして、彼にはこの構図に合うポージングと表情を注文すると完璧に表現してくれました。
この注文も、事前にコーディネーターのなおみさんにも要望を伝えた上でのことでした。
カメラマンである自分がいて、被写体がいて、コーディネーターがいて。
写真は皆で創るものであると今まで以上い体感した瞬間でした。
1枚の写真には奥深いプロセスがあるからこそ、魅力を感じるということをこれからも大切に写真を撮っていきたいです。
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