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写真分析『ポージングの効果とは』
投稿日:2019/5/30
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photo by Manami Saito
codi by naomi tanaka
ポージングとは写真にどのような効果をもたらすのでしょうか。
例外もありますが、クローズアップの写真は手をなるべく顔周りに持っていき、手が不自然にフレームアウトしていないものが多いです。
こちらの写真も同様、右手はおでこ、左手はジャケットの襟を持っていて写真の中に自然に収まっています。
しかし、ただ顔や手が写真の中で収まっていればいいというものでもありません。
写真に、このポージングがどのような効果をもたらしているのか、分析していきます。
①立体感
こちらの写真は、一階の赤が印象的なインテリアで撮影されています。こちらのインテリアは、写真のこちらから見て左側に窓があります。写真を見ても、左側から光が入っているのがわかりますよね。
その光を遮るように、手をおでこに持ってきています。
すると、光は顔にほとんど当たらず、遮っている手の方に当たっています。
したがって、光と影によって手と顔にコントラストが生まれ、それが立体感となります。
顔は影になっていますが、顔にピントが合っているので、印象は薄くはならず、むしろこのポージングの効果によって顔がさらに印象的になっています。
②被写体、インテリアに合っている
男の子と女の子ではポージングも変わってきます。
足の開きかたや物の持ち方顔の角度など、少しの変化で同じようなポージングでも、男の子らしさ、女の子らしさが表現できます。
こちらのおでこに手を持っていく仕草は男の子でも女の子でもおかしくないポージングです。
しかし、この写真はそんなポージングがこの彼の男の子らしさを引き出しています。
ポイントは肘の角度です。
肘自体はフレームアウトしていますが見えている部分から予測すると、肘は左側にある窓についているのだと考えます。
そうなのです。肘が上がっているのです。
肘の角度を顔と平行になるくらいあげていることで男の子らしさが出ます。
このようにポージングひとつをとっても写真をよくする効果がたくさんもたらされるのだと感じました。
そんな写真を意識したポージングを引き出せるようコーディネートもしていきます。
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