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クラウドソーシング 韓国士官P6

投稿日:2012/9/20

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クラウドソーシング

著者:Barry libert &Jon Spector 他数の人々

Center:蒔田高徳

 クラウドという言葉がいつからだろう。時代を表す一つの言葉になった。クラウドコンピューティングという概念、システムが今では当たり前のものとなり、私も特に何か自分が技術的なことをした訳でもなく、使用するiphoneでicloudというサービスを自動的に利用している。インターネットを通じて、様々なことがつながる世の中に利便性、スピード、情報の共有が進むようになった。画期的なことだ。この本ではクラウドソーシングという単語を使っている。インターネットの普及により社外の「不特定多数」の人にそのような業務を外注するというケースが増えている。それらを総称し、クラウドソーシングと呼ばれている。 知的生産力やコンテンツなどを、多数の人々から調達・集約し、事業成果を得ることを目的にしている。

 例えば今では当たりウェブサービスのサイトを見て誰かの評価レビューを見ることは当たり前のように感じることかもしれないが、これも一つのアウトソーシングである。本来顧客の声を聞くのには、労力もコストもかかったものだが、それを時間も、労力もかけずにweb上の公の場に様々な人からそれはアップされる。Amazonで本のレビューを見て買うのを決める、価格.comでレビューを見るなどは今では情報共有として当たり前のことだが、これらもクラウドソーシング、またプラットフォームの戦略的な事例だ。

 

 製品開発はクラウドの中に可能性がまだまだある

アップル社がiphoneを出してから、apple store という市場を開放した。そこは、新しいiphone というハードをより便利に、楽しくしてくれるソフトウェア市場を公開している。Googleのアンドロイドも同じである。OSのLinuxもオープンソースという概念でアップデートを続けてきたように、オリジナルから多数のカスタマイズ、多数のアップデート、仕事の分業、人と人をつなぐことが国を超えて、web上で行われてきた。これらを見る時に、私たちの仕事、社会、組織、いろんな面でクラウドソーシングという内容は可能性を見ることができる。我々の仕事にはまだクラウドが入る余地は、その導入コストなどから見送られるかもしれないが、

私は5年後くらいには、当たり前のように私たちの会社でもそれらが見られるのではないかと考えている。

 

ネットにより集合知を活用する手法は、新しい生産方法。どのようなクラウドに対して、どのような仕事を依頼し、どのように群衆の知恵を集約していくかという観点で、私はまだそのようなサイトを充分には知らない。集合知の集約メカニズムは「競争」「共創」「市場」の3つが見え、それらの相互作用が良く働いている。
 

以下からはネットの引用ではあるが、あまりにもよくまとめられていたので、これ以上のまとめを出来るはずはなかった。最後に自身の所見を出す。

 

1.オープン・コンペティション型
不特定多数の専門技術者をクラウドとして、オープンに解決策やサービス、アイディアを募集するタイプである。適用分野としては、R&D、プログラミング、デザイン、音楽等があり、知識を集約するメカニズムはクラウド間でのオープンな公募やコンテストである。最も多いタイプで有名なものでは、R&D の InnoCentive、Tシャツ販売の Threadless、プログラミングの TopCoder などがある。

・研究委託系:InnoCentive
化学系など多様な R&D 課題の解決策を1万6,000人の世界中の技術者に対して広く公募。他に共同・委託研究もある。

・Web 開発委託系:oDesk
IT 技術に特化し、20万人の Web 開発者に業務を委託。スキル試験や画面監視を特長とし、時給制をとっている。

・マイクロタスク系:Amazon Mechanical Turk
Amazon が主催する数セント程度の簡単なマイクロタスクの依頼サイト。仲介手数料は10%である。

・プログラミング系:TopCoder
独特のノウハウを持つプログラミングコンテストを常時開催している。世界の天才が集結する。

・写真素材系:iStockPhoto
写真、イラスト、ビデオ、音楽、Flashファイル等を広く集め販売する。品揃えと低価格($30)さがウリ。

・クリエイティブ系:crowdSPRING
賞金は$500程度のデザイン公募で平均70件の投稿がある。世界中からレベルの高いクリエイティブが集まる。

・ネーミング系:NameThis
新規事業系サイト Kluster の派生サービス。$99のコストで48時間以内にネーミング候補が提示される。

・バナー系:C-TEAM
リクルートによるパナー制作ソーシング。複数バナーが選定され、実際のクリック率でランキング。

・T シャツ販売系:Threadless
デザインを公募するTシャツ販売サイト。賞金総額は年1億円だが既に黒字化。ポイント活用がうまい。

2.コラボレーション型
一般大衆をクラウドとしてネット上でコラボレーションを促進し、共同でアイディアやコンテンツを練り上げていくタイプである。最も有名なのが Wikipedia である。また DELL の Ideastorm や LEGO の Mindstorm など、企業が構築する顧客向けコミュニティや、無印良品などの顧客共創型の商品開発もこのタイプに分類できる。

・ブランドコミュニティ系:DELL Ideastorm
DELL 顧客向け。2年間で9,000件以上のアイデアに対して60万件以上の投票がされ、200件以上の製品改善が実現された。

・商品開発系:無印良品モノづくりコミュニティ
商品アイディアから、デザイン、試作、製品化まで巧みに顧客の知恵を活用し、大ヒット商品を生み出している。

・新規事業系:Cambrian House
新事業のアイディアを公募し、仲間を集い、練り上げるメカニズムを持つ。コミュニティが Web 開発も担当する。

・情報共有系:MIKE2.0 Methodology
大手 IT コンサル会社べリングポイントが主催する情報管理コミュニティ。Wiki を活用し、顧客も編集に参加する。

・ニュース系:Digg
大規模で著名なソーシャルニュース。ユーザーが記事に対して投票し、得票数の多いものから順に掲載する仕組み。

3.予測市場型
最も古くからある集合知の活用方法である。未確定要素を株式と同様に証券化し、その売買を通じて未来を予測する手法である。最も有名なものは、1996年創業、映画興行予測の Hollywood Stock Exchange だろう。その精度の高さには定評がある。2006年アカデミー賞では主要8部門を100%、2007年では88%を的中させ。映画評論家や Yahoo!映画サイトをはるかに上回る成績を残している。

・選挙結果系:Iowa Electronic Markets
1980年代から開始された選挙予測をテーマとした老舗事例。2004年大統領選挙で平均誤差1.33%で結果を予測した。

・映画興行系:Hollywood Stock Exchange
市場メカニズムで映画興行や賞予測を行う。映画関係者がファン予測を販促や制作にビジネス活用する。

・時事問題予測系:News Futures
自社のみならず、積極的に外部にシステム提供(約4,000件)。成績優秀者は仮想通貨の残高を商品と交換できる。

・顧客要望集約系:はてなアイディア
ユーザーの要望や不具合を証券に見立て、仮想市場での株式取引を通じて、要望や不具合の適正な価値を見出す。

 3つのタイプの中で私が注目するのは、2のコラボレーション型である。よく最近企業同士、またミュージシャン同士のコラボレーションを目にする。私は技術的に何を持っているわけでもないが、私が何かを見出すとしたならコラボレーションの可能性である。

今後私たちの中から、また外からも、一緒に何が出来るだろうか?わくわくするのである。

 

 

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