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主体的に動く 韓国士官P3

投稿日:2012/9/17

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主体的に動く

著者:Roger Connors, Tom smith, Craig Hickman

Center:蒔田高徳

 自身が選択する本が段々と偏ってきている。企業やら、経営やらの本を読むのがとても楽しくある。その中で自分に必要とするもの、組織、人に対して必要になるもの。たくさんの要素が本には書かれてある。この本の中では「アカウンタビリティ・accountability」という言葉が使われている。どうすれば社員はもっと主体的に動けるのか?変革の時代、勝敗を決めるのは社員一人一人のアカウンタビリティの育成だとある。

 Accountabilityとは、主体的に自ら進んで仕事や事業の責任を引き受けていくという意識だ。今、アカウンタビリティにあふれた企業や、個人が非常に求められている。私たちの組織でもそれは同じだ。私たちの会社は全体で作る遠心力型の組織体系を持っている。そこにもし、アカウンタビリティがあれば、私たちの集団は組織となれる。私もそれを望んでいる。そこをどうにか動かして生きたいと思っている。正確には私が動かしていくというより、本人が主体的に動くが正しいだろう。この本にはその鍵が見える。

 自分自身に意欲、主体性があって動きができても、それが自分以外の周囲までとなるとそこでまた難易度が変わる。サッカーをするなら、一人で前線に走っても、そこにパスが来なければ走る意味が無くなってしまう。もし、個人個人が主体的に動くことが組織的に出来るならば、その組織は強い組織になれるだろう。

 この本に出ているアカウンタビリティが全てを解決できるわけではないが、もしそれが現実化するなら、社員の意欲や向上心に変化が現れ、仕事への愛着が強くなり、日々の問題に対処する能力が上がり、結果を出すことに執着するように変わるだろう。今ビジネスの世界は、スリム化、グローバル化、権限委譲、チームワーク、自由化、知識ベースの構築、ネットワーク化、継続的な改善など、求められるものは多い。それに対しての、成功理論や戦略には様々なツールが存在する。それらの数に翻弄されるだけでは、肝心な成果をあげることはできない。

肝心なことは、成果は、その達成の責任を引き受けて初めて生まれるものだ。成果をあげることに責任を持たない限り、どんな手法を取り入れようと、絶対に成功しない。逆に、成果をあげる責任を引き受ければ、期待以上の成果をあげることも可能だ。

 

被害者意識と責任者の意識

以前、私たちの会社に営業に来た営業社員の方と少し教育について話した事があった。その人が言っていた言葉が忘れられない。会社や現場に対して、被害者の心理にいる人は問題提起と批判はするが、そこまでしかしない。逆に責任者の心理にいる人は、解決とその方法を探し、話す。責任者の心理に常に移行することが、自分自身の人生をより高く、人生を磨いて行ける道だという話を聞いたのだ。この本で言うアカウンタビリティの内容を短くまとめるとこのようなことだ。私たちの会社には、被害者意識の人間が多いだろうか?それとも、責任者意識を持った人間の方が多いだろうか?その意識を変えるにはどのようなことを行えば良いだろうか?今私たちが取り組んでいる教育プログラムの「朝一、夜一」「週4日勤務」「12P」「35P」これらを変化と発展の素材として、方法として選択している。私はこれらが、アカウンタビリティを育てる素材として、とても良いものだと感じている。これらは私たちの会社、組織、個人を変えていっていると思う。そこで、個人がどう気づいていくかにももちろん因るのだが、いい内容だと思っている。これらについては、また別のレポートを書かなければならないが。

 

 求める結果が得られるかどうかは、その結果に対してどれだけの責任を負うかにかかっている

 この言葉は、まるでスポーツの選手の言葉のようだが、それは、企業でも、国でも、スポーツでも普遍的で同じなのだと思う。組織の構造や特性、事業の規模や内容がどうであろうと、最新の戦略をいくら取り入れようと、事業をどれだけうまく立て直そうと関係ない。望む結果を生むのは自分自身の責任だと一人一人が自覚しない限り、組織の成功は長続きしない。私たちの35Pも最終的にそこだと思う。達成したらどうなるのか?何を望むのか?これに自分自身の責任の無い人は、見せかけでしかなくなる。見せかけではつらくjなるからこそ、自分自身と向き合うようになるだろう。自分自身と向き合う時間こそが、アカウンタビリティにつながる道でもあるし、自由になる道でもある。

 

 アカウンタビリティのステップ

責任の押し付け合いから抜け出すには、そのステップを登らなければならない。

 

第一のステップ <現実を見つめる>は、状況全てを現実のものとして認識して受け入れることである。

第二のステップ <当事者意識を持つ>は、自分に起因する事柄や状況に対する責任を引き受けることである。

第三のステップ<解決策を見出す>は障害が現れた時、ライン下に引き込まれないよう気を配りつつ、それまでとは違う視点も考慮に入れて解決策を見出し、現状への変化を求めることである。

第四のステップ<行動に移す>は、たとえ解決に多大なリスクが伴おうとも、意欲と勇気を持って、自分が決めた解決策を最後までやり遂げることだ。

 

本当は誰もが、自分次第だと分かっている。

どんな状況であれ、自分の状況を受け入れて、より良い結果を導き出す責任を引き受けないと、何一つ始まらない。常にこの本の中で言う「ライン下からライン上に行かなければならない」

アカウンタビリティを育む企業が成功する

 ピーター・ドラッカーの「経営者の条件」での彼が投げかけた普遍的な命題。

「組織の業績に対し、自分はどのような貢献ができるだろうか?」

これを企業で働く全員が常に自分に問い続ければ、企業は成功への道筋をたどるのだという。このドラッカーの命題を常に自分に問いかけるような、高いアカウンタビリティを育む企業文化を創る必要がある。

 「ビジョナリーカンパニー2」から

「規律の文化と起業家の精神を組み合わせれば優れた結果をもたらす魔法の妙薬となる」

これについて著者が補足している。規律の文化と起業家の精神を組み合わせた社内環境を作るのは社員である。この本では、アカウンタビリティに対する命題として、「ライン上の行動を身につけて求める結果を得るために、自分には何ができるか?」を問い続ける。

 

簡単にアカウンタビリティが身につくのかと言えば、YESでもありNOである。それには、膨大な時間と覚悟が必要だ。

 イノベーション、リーダーシップ、生産性、顧客満足、品質、チーム活動、それら全てで結果を出せるように、その結果を生み出す根源を突く。その根源こそ、今の会社に必要不可欠なものだ。

信念であり、責任であり、夢でもある。これらをなんと呼べばいいのだろうか?私はそれらが私たちの今では35Pを通して探すことが出来ると思う。

 

 

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