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越谷店
元気カンパニーはこうしてできる 韓国士官P1
投稿日:2012/9/15
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『元気カンパニー』はこうしてできる
著者:中西 創
Center:蒔田高徳
企業の本を読むのは楽しい。その企業の成長の秘密、システム、人、文化、それらを何年もかけて作ってきたものが本の中で見ることができるからだ。その中にはキーワードとなる言葉が隠れていたりする。
この会社は北海道にある会社「オカモトグループ」というグループ企業で、リサイクルショップ、TSUTAYA、ネットカフェ、フィットネス、居酒屋、レストラン、ガソリンスタンド、多数の多角的な事業展開を行っている。
売上高(グループ会社合計)
574億7000万円(平成24年3月期)
構成
4社 / 5カンパニー / 175事業所
従業員数(グループ会社合計)
正社員463名 / スタッフ2119名 / 合計2599名(役員含む)
私たちは全体で数えると働く人間が100名を超えるグループになろうとしている。Youtubeで会社紹介の映像を見たが、経営者はうちの社長と同じことを言っていた。「人」が最も大事であると。この会社の中にあるシステムをのぞいてみたいと思ったのだ。
この本のラベルに「株式会社じゅんかんシステム代表取締役」という文字が小さく書いてあった。「循環」というキーワードは一つ私たちにとっとも重要なキーワードである。
ちなみに、北海道は広い。この中で北海道NO.1の成長率の企業であり、北海道の中でどのように人が、システムがつながり、組織を形成することが出来たのか。中身をのぞいてみたいと思う。
Winボード システム
このシステムを導入し、今日から入ったアルバイトでも、今日からトップの言葉に触れることができる。それが情報技術のすばらしいところだ。社長から部長へ、そしてマネージャーへ、そして店長へ、社員へ、・・・などとやっていると、正確な情報が伝わりにくかったり、時間がかかったりもする。それらを防ぐことも出来るし、何より、経営者のマインドがダイレクトに伝わるということだ。このwinボードを365日全社員に向けて打ち続けたということ、毎日である。それは今でもおそらく続いているのではないだろうか。
Winボード2つの提案
いくらシステムがあっても、使われなければそこに投資した意味もなくなってしまう。そこで2つのことが提案されている。
「1つ目は社長にメールを打ってくれ」ということ。「Speak up」のページから、簡単に社長宛の直接メールが打てるようになっている。このメールは届いた人のところにしか記録が残らないので、何を記載しても、誰にも見られる心配は無い。だからこそなかなか言えないお店の問題などでも、単なる挨拶のメールでも大歓迎している。
2つ目は「会議室」ボードの利用。
誰かのひとつの意見や投げかけについて、それを見た人からリアクションを出せるようになっている。仕事以外のことでもなんでも、ここで情報交換するようにしていく。役職や勤務経験は関係ない。
このwinボードシステムをよく利用してくれている人、店舗は、評価表彰が何らかのかたちで行われる。人々からのアイディアでさらに向上する。
私たちの会社の中にも掲示板が存在するが、経営者に向けてのフィードとそのフィードバックというシステムという形は形式的には存在していない。それをシステムとしてつなぐことは、とても重要な役割となる。これは模倣する価値がある内容だと思う。私はフィードバックがちゃんと出来る組織となりたい。
ツールを使えること=仕事ができるということ スピード
販売のショップを運営していれば、その中での商品陳列の成功事例であったり、業務改善の内容は店長会議の時に共有されるのでは遅い。この会社でも店長会議があり、業務改善コンテストであったり、業務的な失敗例、成功例を共有している。ウインボードの目的通りにボードが活用されると、成功事例、失敗事例、共有内容はタイムリーに共有される。
本の中で詳細は明らかにされていないが、コンベンション、店長会議、これらの言葉がたくさん出て来る。現場第一主義という言葉が出て来る中で、店長たちに責任と判断、権限がある構図が見えるが、店長会議、コンベンション内での質問などは真剣そのものだ。 真剣な質問をぶつける会社の文化が確かにある。そして、それにちゃんとフィードバックする体制を作っている。コンベンションで成果、変化、成長の報告、評価、発表の場があるそれは働く人間のモチベーションになっている。仕事は・・・判断の数・・・かもしれないと最近思うことがあった。日本が過去に経済大国だったのは、生産が、技術が、良かった。そういったこともあったかもしれないが、現在日本は国際的競争力の中ではとても遅い部分を感じる。それは判断の遅さだ。政治を見てもそう思うし、インターネットのインフラ、社会的システム、それら全てが遅い。韓国の成長を見る時に、単純に早いと思うのだ。それは判断の数が多い、早いこと。それが今日本は判断と答えのスピードが遅いと感じる部分がある。
この㈱じゅんかんシステムという会社内での、共有、判断、質問、答え、これらはシステムとなり、またつながることでマインドとなり、それは目に見えない、数字で表すことのできない力となっていることがわかる。人と人が、人とシステムが、人と組織がつながることのできる体系を創ること、そして、自分たちのマインド、信念を共有することがこの会社では出来ている。と本の中から感じることができた。
私たちの会社では、それをどのように形成していくべきか。それを今真剣に想像している。
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