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企画の道具箱 静岡P96

投稿日:2012/5/30

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企画の道具箱

著者:細野晴義+里田実彦

Center:蒔田高徳

 この本もBOOK OFFの100円コーナーで買ったものだ。私は企画書といったものを作成したことはない。この会社に入るまで、報告書なども作った記憶がない。企画という時には「企てる」という文字が入っている。どうやら私自身は何かを企てることは好きなようだ。しかし、普段は何も考えてないことのほうが多い。「画」という字はそれを形にすることだ。私には、企画を形にすることが必要だ。それには、いつも機会が存在する、それを上手に表現しなければならない。

以前、紹介カードを違ったエネルギーに変える提案書を出した。それの文書の公開の仕方が良くなかったと言われ、提案からボツになった経験があったが、おそらく文書の内容が相手側にうまく伝わっていなかったのだと思う。読み取る側の理解力の問題ではなく、その時は私自身の文章能力の問題かと考えた。私なりには、最大限知恵を絞ったとその当時は思っていた。その時、私によく社長が言われていたことは、「条件を変化させること」という言葉だ。私は「条件を変化させること・・・」に集中して書いたつもりだった。

そしてその文書を公開した後に、言われたことは今でもよく覚えている。

「あれは、ダメだ。あれは、何だ?もっと、政治的にやれ」最初聞いたときは、その意味が何を言っているのかよくわからなかった。

今でもその時の経験は、過去の私の忌まわしい記憶である。その時の私は、何がダメだったのかよくわからなかった。企画というものは、企画できたからといって、それが必ずしも形になるものではないという教訓を私は持っている。企画の道具箱は私は持っていると思う。私の頭の中はどちらかと言えば自由だからだ。しかし、その中に、理論がなければならない。この企画の道具箱の本で提案されている要素を私の中に取りいれて、私はもっと成長したいと思う。本の中にある企画書の書き方、うんぬんについての例は人それぞれ本を読んだらいいと思う。

 

企画書に決まったかたちなんてない

著者のメッセージの一番最初からある言葉です。私も同感です。企画書を提出する相手によって、提案する案件によって、そして時代によっても、企画書のかたちは変わる。それに気づきさえすれば、企画書を書くことに対する悩みは苦痛ではなくなる。大抵の人は、企画書のフォーマットに合わせようと苦労している。そもそも、そのフォーマットってなんだろう?誰がつくったんだろう?誰もつくっていません。そもそも企画書に決まったかたちがあるとかこういう書式じゃないと、こういう順番で書き進めないと、こういう説明がないと、企画書にならないというのは幻だ。いつのまにか、かたちに納めることが目的になってしまい、幻のフォーマットに縛り付けられてしまうのだ。もっと自由になることだ。せめて、それは自分の考えの中でも自由にならなければ、自分で牢屋の中に入ってしまうのと同じだ。

企画書はドラマだ!

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」私が中学生の頃だっただろうか?日本で有名な刑事ドラマの中の有名な台詞がある。これを企画書でも同じことだ。もっとドラマティックに、書面であるのではなく、現場感が出るように作れないだろうか。ビジネスはドラマ。しかも生身の人間が動いているドラマだ。その登場人物を理解し、背景を理解すれば、そこで生まれるドラマが見えてくる。そのドラマをしっかり、理解すれば、相手の心を打つ企画書が書けるはずだ。企画を書く人それぞれの置かれている立場が変われば、ドラマの展開も変われば、ドラマの展開も変わるはず。そこで、必要とされる企画書も、そのパターンはドラマの数だけ無数にあるはずだ。

 

企画書は言葉だ!

この本にはたくさんの方法と言葉が書いてあるが、本質は企画書はドラマだ!企画書は言葉だ!この二つでその後のことは、自由にすればいいのだ。自らの自由意志で。

 

 

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