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35歳までに必ずやるべきこと 静岡P94

投稿日:2012/5/30

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35歳までに必ずやるべきこと

著者:重茂 達 

Center:蒔田高徳

 BOOK OFFの100円コーナーにこの本があった。あと少しで私の20代も終わるから、次の30代を意識してか、こういったタイトルの本を取る様になる。20代の頃は何でも出来ると思って生きてきても、30代になって同じことが同じ気持ちで言えるだろうか?もし、20代と同じように思っているとそれはただ、恥をかいて生きるだけになることが予想できる。

 「能動的に生きる」自分で風をおこしてその風にのれ。これが本の始まりだ。

力強い言葉であり、私自身が今月、自由意志による変化発展という言葉に納得し、それは自分自身がより自由になる為だと規定した。つまりそれは能動的に生きること、知識労働者となることだと考えた。「武器を拾いながら走る」自分が戦う武器は、これから調達する。武器の性能を知るためにも何でも貪欲に知っていこうとすることだ。

「恐怖から逃げると怖さは二倍にあるけれども、正面から立ち向かうと怖さは半分になる」という言葉のように、仕事から逃げると「嫌だ」という感覚は倍加する。逃げないで、真正面から取り組めば「嫌だ」という気持ちは半分に減る。なおもがんばってやっていれば、今度は楽しくなってくる。仕事ができる人が楽しげなのは、そこまで乗り越えてきている

からだという。私の今、この読書感想文を月間19冊以上IPするという目標が正にそうだ。

これから逃げると、毎朝が嫌になる。起きた瞬間から言い訳を考えてしまう。今、この瞬間立ち向かうことで、その気持ちは半分になっている。あと残すは10冊あるが、それでも追い込んでいると、徐々に楽しめるようになってくる。そして、次の目標さえ考えるようにさえなってくる。

 勝者と敗者の決定的な差は

人間の能力は基本的にはそう大きな差はないと思う。それにも拘わらず、仕事をすると、ものすごい差が出てきたりする。能力差だけでなく、仕事に取り組む姿勢や努力にもそんなに差が見られない場合でもだ。その差は、「勝者は勝つ方法を探し、敗者は言い訳を探す」ということだ。私は今は勝つ方法を探している、以前は言い訳を探していたと思う。言い訳をするよりも、何も考えていなかったかもしれない。今はより自由になる為に、勝つ方法を探している。

 その中でも、強さとやさしさを併せ持つことを忘れてはならない。「強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きる資格がない」という言葉をレイモンド・チャンドラーというハードボイルド作家が言ったそうだが、私の好きな歌手も歌の中で似たような歌を歌った。「愛だけでは生きられない、愛無しでは生きる意味がない」と。競争社会で勝ちを収め生き残っていくには、強くならなければならないが勝ち残っても、社会の役に立たず、かえって迷惑をかけるとしたら、消えてもらいたいと思われてしまう。一人で生きていけるだけの力を持ちたいが、同時にやさしさの気持ちを忘れないようにしよう。

「適当」にやると「不適当」な結果になる

 これが今までの私の人生かもしれない。適当にやってきた。ある程度の力で、全力をあげて、悔しい気持ちになった記憶があるだろうか。痛みをあまり、感じないようにある程度の力で適当に生きて来たのだ。「適当でいいや」という悪魔の囁きとはさよならしなければならない。

 

「他責の人になるな、自責の人になれ」

「あいつのせいだ、と指差したとき、人差し指と親指は相手を差していても、残りの三本の指は自分のほうを差している」という言葉がある。ジョンソン・アンド・ジョンソンの元社長、新将命氏の言葉だという。自責の人は、絶えず自分のことを反省し、前向きの努力目標を作り、前向きに行動していくので進歩していく。他責の人は自分のせいではないと考えるから、反省もしなければ努力もしない。したがって進歩もない。

 幸運に巡り合いたいなら、自責の人になるほうが、チャンスに恵まれる。なぜなら、自責の人は問題に真正面から関わっていくから、問題を解決すれば実績になり、自分も進歩する。自責の人になるには、「良いことは他人のおかげ、悪いことは自分のせい」といつも思えばいいのだそうだ。この心構えでいれば、良い結果が生じたとき「自分の功績だ」などと誇ることなく「みんなのおかげ」にするから、周囲の人々には好感を持ってもらえる。また、悪い結果を「自分の責任だ」と言えば、周囲の人々は「そんなことない。自分たちも悪いんだ」と素直な気持ちになってくれます。自責の人でいれば、他人から信頼され他人がもりたててくれるようになり、結果的に幸運に巡り合うチャンスが増えてくることになるという。私も自責人間になれるだろうか。傲慢と謙遜と無関心が、私の中で泳いでいるが、自責人になりたい。

「自分で燃えられる人間になる」

 人間には4つのタイプがあると言う。3、4の人間にはなりたくないな。

1.        自分から燃えるタイプ

2.        他人が火をつけると燃えるタイプ

3.        他人から火をつけてもらっても燃えないタイプ

4.        せっかくついた他人の火を消すタイプ

 そして1の人間になりたい。1の人間になる為には自分の理想のモデルを見つけて徹底的にまねるのが最良の方法のようだ。昔、それをマイケルジョーダンに設定していたな。あの時は確かに、燃えていた。今は誰が私の理想のモデルだろうか、またライバルだろうか。

刺激的な理想のモデルを探してみよう。そして、徹底的に真似してみようか。

 

「熱く燃える時期を持とう」

「あのときはよくがんばったなぁ」「無我夢中だったなぁ」となつかしく振り返ることのできる一時期を持った人は幸せだという。

以前、ホンダ流の仕事術の本を読んだ時、ホンダのOB同士が集まってお酒を飲みながら「ホンダは本当に熱くなれる良い会社だったな」と語り合っている光景を本で読み、なんて美しいんだ!と感じたことがある。私たちの会社もライフスタジオは熱くなれる会社だったよな、なんてしみじみ語る日が来るだろうか。熱くなろう。

 

「著者紹介」

1940年大阪生まれ。都立立川高校卒業後、事務職員としてNHKに就職。働きながら夜学で専修大学法学部を卒業、同時にNHKを退社。その後いろいろな仕事を経験した後に、25歳で、英語も喋れないのに外資系医療品の市場調査会社IMSに入社。28歳で制作部長に就任、100人の部下を持つ。35歳でその子会社の社長。45歳の時に、人生で7つ目の会社として外資系人材派遣会社の日本法人を一人で立ち上げる。16年後、このアデコキャリアスタッフ(株)を年間1300億円の売上げ、常時派遣就労スタッフ35000人(2001年12月現在)のトップ企業に成長させた。その経営手腕と先見性は高く評価されている。2001年12月末、同社社長を勇退。以降、同社の取締役相談役の傍ら、これまでの経験を活かし、経営サポートサービス(株)を設立。多くの企業家に、経営実務の支援をしている

 

私はこれまで、人の上に立ったことはない。著者のように部下という部下を持ったこともない。しかし、人と比べて上に立つということよりも、リーダーになるということだけは意識していきたいと思う。この本は良いアドバイスの本だと思う。30代が近づいてきている。 

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