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人の5倍売る技術 静岡P50

投稿日:2012/2/29

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人の5倍売る技術

著者:茂木久美子

Center:蒔田高徳

 この人のことは、TVでちらりと見た気がする。しかし、とても印象に残ったのだ。写真の表情もとても愛らしくて綺麗だ。人生を生き生きと生きている好印象を持つ。この本は、また100円コーナーで買ったものだ。

 彼女の仕事場新幹線の中だ。新幹線に搭乗した顧客に対して、ワゴンカーで販売をする販売員だ。新幹線の中で日本一の売上を上げるすごい人がいる。しかし、ついつい想像しがちなガンガン押すような売り方がすごいのではなく、彼女は自身の工夫と、人との対話、コミュニケーション、思いやり、そういった人間性を磨いていく作業を通して、売りたいというよりも、まずお役に立ちたい、相手の心は何かを常に意識した行動をただひたすら磨いてきたようだ。だから、とても魅力的なのだ。

 

 新幹線の中での販売員という仕事をしているが、いつも「プラスアルファ」の何かを、お客様に提供できればという気持ちを持って働いている。私も何かプラスアルファを提供できればと思う。私だけがだせる付加価値はなんだろうか?本の中で、何かが特別というよりも、彼女が純粋に仕事をし、画一的なマニュアルの対面販売の指導を超えた、独自の体験の積み重ねと知恵を組み合わせ、そのコミュニケーション能力の魅力が、「人の5倍売る技術」にまで昇華したように思われる。それは技術という表現というよりも、習慣、また一つのそれはアートなのかもしれない。

 

「気づき」と「失敗」と「思いやり」、そして方言による和みなど、それぞれについて詳細に述べられ、「一人反省会」が繰り返される内容から私たちも常に学ぶことが多い。
自動販売機のような商品と金銭の受け渡しだけではなく、車内での出会いと仕事を楽しむ姿勢から「人と人を結びつけて売上に」という結果になった体験は、「対面販売とは何か?」を考えるキッカケになる。彼女は常に創意工夫と努力をおこたらず、時間と空間を支配しているという印象で『売る技術』を超えている感もある。

 

第1章では、「お客様に物を売る」ということへの考え方
第2章は、 「トークテクニック」など気持ちをこちらに向ける方法
第3章は、「一人一人のお客様に合った接客術」について
第4章は、「効率化」
第5章は、「常連のお客さんの作り方、付き合い方」
第6章は、「人材育成」(自分自身を育てる事も)
第7章は、「仕事に向かうための心の作り方」


何か、特別な技法があるとかではなく、心の姿勢が大事であり、本を読んでいてこの人は本当に自分の仕事が好きなのだとひしひし伝わってきました。
工夫の仕方、細かい気遣いが半端ではない。
ここまでやれば、当然と思える結果でありながら、その当然が普通の人には出来ない。真似できそうで真似できない、だからプロフェッショナルなのだ。しかし、本当に真似できないと思うのは、本当に好きで好きで好きで、仕事をしているということ。
けれども、わかる。彼女は仕事をよくするためというよりも、何より働いていること、人と出会っていくこと。仕事が好きで人が好きなのだ。仕事ができるという印象よりも、好きこそものの上手なれ。
一生懸命やるうちに、それが「努力」ではなく「好き」に変わってくる事がきっとあるような気がしてきました。


第4章の「効率化」から「削るのはお客様の時間や満足ではなく、自分の時間から探す」

という意識は本当にすばらしいなと思います。

 

そして、一人仕事が終わった後のビールを飲みながらの「一人反省会」そこでまた、課題となった部分を持ってエネルギーを持って次の仕事にのぞむ。セルフコミュニケーションは大事だと思います。私は、特にお酒を飲んだりしないが、「一人反省会」という彼女にとってはそれも楽しみ方のようだ。

 

私は新幹線に乗る機会は全然無いが、一度新幹線の中で何も意識せずに会えたら嬉しいなと思う。彼女の山形弁が聞いてみたい。私も彼女のように、人生をまっすぐ生きる姿勢を持つことが重要だ。まずは笑顔から。
 

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