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繁栄し続ける会社のルール 静岡P31

投稿日:2012/1/24

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繁栄し続ける会社のルール

著者:小宮一慶

Center:蒔田高徳

 この本はiphone アプリでダウンロードして読んだ。画面が小さいから本のページ数は、

686ページにもなった。電車の移動中に画面で、気になったところには黄色い線を指でなぞって読んだのだ。時代は変わったなとつくづく思う。iphone で読むと今度はIpadが欲しいと思うのは・・・見事な戦略か。

 この本で新たに認識した言葉は内部志向、外部志向と言う言葉。その見分け方も本の中で書いてあった。非常にわかりやすい本だった。85円とは・・・。

 商品やサービスが売れ続けている偉大な会社には、次のような紛れもない事実がある。

お客様志向のビジョンや理念が、一人一人の社員に浸透している。ということ。単に覚えているのではなく、社員一人一人の心にしっかり浸透していなければ意味が無いと言うこと。私達の会社ではどうだろうか?また範囲を縮めて、私の部署ではどうだろうか?

その大前提として、経営者自らが、お客様志向のビジョンや理念に沿って行動している。このビジョンや理念は、会社が厳しい状況に追い込まれたときほど、威力を発揮するとある。私達の会社では「自由意志を持って実践する」「人が人を人として」・・・また、「生きて動く組織」などそういった言葉があるが。

 社員は、会社が軌道に乗っているときは、給料さえ払えばある程度はついてきてくれます。しかし、会社がしんどくなったときには、ビジョンや理念など、会社の土台となるものについてく。「偉大な会社」の経営者は、このことを充分に理解し、だからこそ、ビジョンや理念を、信念を持って自らが実践し、自社の社員にもしっかりと浸透させている。これが、偉大な会社と、そこそこの会社の大きな違いだという。もちろん、マーケティングの良し悪しなども、偉大な会社とそこそこの会社を分ける一要素にはなっても、テクニックだけでは根幹となるはずのビジョンや理念にはなれない。私達のビジョンは何か??

 どんなに生い茂ったかのように見える木があっても、根腐れを起こしていれば、いずれ枯れてしまうでしょう。会社の経営も同じだ。

 偉大な会社は、どのようにビジョンや理念に沿った行動をしているのか。

 偉大な会社は、どのように考え方を社員に浸透させているのか。

いくつかの偉大な企業を例にして、本書は進められていく。また、社員から見て働きやすい会社とはどんな会社なのか、そのための経営者のあり方はどうあるべきなのかという点にも触れている。

 著者の考える経営の定義

1企業の方向付け

2資源の最適配分

3人を動かす

これは経営の本質ともいうべきもの。経営者にはこの3つを行う能力が必要だとある。

昨年度、資源の最適配分という点がたくさん議論された。企業の方向付けもリーダー会議でたくさん成されていった。人が動いている。経営の視点から私はもっと深く内容を見る必要がある。

 

 1、2、3のなかで

一つ目の企業の方向付けとは、組織として何をするか、またはしないかを決めること。これは戦略と言い換えることもできる。正しく方向づけるためには、どうすればいいのか。この場合、最も大切なのは、戦略をビジョンや理念にあわせていくこと、お客様志向になっているかについて考えることだという。会社が危機に陥った場合も、何かしらの方向転換を迫られている場合も、社内で意見が対立するようなことがあった場合も、長く繁栄し続けている会社がまず考えることはこれまで守り通したいお客様志向のビジョンや理念。

何をすれば、お客様のためになるのか?

何をしなければ、お客様のためになるのか?

お客様志向で考えるということは、会社を正しい方向に導くことを意味するとある。

 

企業風土や文化

「やってみなはれ」サントリーホールディングス

「消費者や国民に「快」を提供すること」小林製薬企業理念

小林製薬の目指す社風は「創造と革新」つまり「常に変化すること」を前提としている。そこでお客様の役に立つ「あったらいいな」を実現するため、全社を挙げて商品開発のアイディアを出し、常に新しいものを提供していこうという風土が出来上がっている。

松下幸之助「松下電器が何を作っている会社かと尋ねられたら、人を作っている会社です、あわせて電器製品も作っています、と答えなさい」

よい会社ほど人を育てることに眼を置いている。

1企業の方向付け

2資源の最適配分

3人を動かす

正しい考え方を持った人材を育て、彼らが動くことが経営の根幹だ。我々の組織はどうか?

 

徹底するまで続ける。徹底してもさらに続ける。これがなければ、本当の意味での意識や考え方の統一はできない。

 

満足から感動へ

どの会社でもCS向上運動を行っていても、満足より上の感動を目指すべきだ。去年水戸店が行った顧客感動というものは、涙を流すプロジェクトだったが、涙を流す行為が目的ではなく、「顧客感動」に焦点を当てていた。満足だけなら、お客様は期待通りのことをしてもらったに過ぎない。しかし、その上の感動を感じてもらうことができれば、それは大きなサプライズとなってお客様の印象に残る。その結果リピーターになってくださり、その感動を別の人にも伝えようと、お客様自らが広告塔になってくれるのだ。お客様との関係を深めることを著者は「深化」と呼んでいる。リレーションシップマーケティングという言葉を聞く中で、例としていつもディズニーランドが上がるが、お客様を強い味方につけている会社は不況下でも繁栄を続ける。

 

1社員の意欲を向上させる制度

2人材の採用・育成と評価

3働く側に配慮した職場づくり

4子育てに配慮した職場づくり

 

こういった側面から見た企業のランキングを本の中で見たが、ずらりと有名企業が並んだ。偉大な企業は商品だけが良いから評価されているのではなく、働いている人の満足度を追及している会社は商品の品質も高いのだ。これには条件がつく、社員が自分の仕事に対して「誇りや信念」を持っていることだ。

社員が仕事に対して、「誇りや信念」を持つことのできない会社は、いくら待遇や制度を改善しても、社員が真から満足して働くことはできない。働きやすい会社と品質経営度調査で上位にランクインした会社は、このことを重々承知したうえで、「誇りや信念」を持って働くことができる会社を目指している。

 

会社が働く人たちに提供できる幸せ

1働く幸せ

2経済的な幸せ

働きがいを高めると会社はそのどちらも提供することができる。「働く幸せ」とは、働くことによって自己実現できる幸せを得ること。仕事を通して、なりうる最高の自分になれるというもの。お金だけでモチベーションを上げ続けるには限界がる。働きがいを高めながら、その結果、売上げや利益が上がり、それが働く人たちの経済的な幸せという形で還元される。「働きがいがある状態とは、毎日ルンルンの気分で会社に行くことができるということ」と著者は言う。私達の会社はどうか?もしそうでないのなら、そうなれるように工夫しようではないか

 

働きがいを高めるために具体的に何をすればいいか

1スキルを身につける

2評価される仕組みを作る

2の評価される仕組みを作ることは大事だと思う。もし、適正な評価というものがあるのであれば、人はそれに向かって、自己実現に向かってエネルギーをより出していけるだろう。

 

正しい会社は切磋琢磨

あの人が頑張っているから、私もというように、内部でも全なる競争や、自然に協力しあう気持ちが芽生える。その為にもお客様のために何ができるかという点に意識を統一することが必要。お客様志向で意識を統一し、かつ切磋琢磨の社風がいきわたれば、社内全体に活気がみなぎってくる。ドラッカーの本で、「あなたの顧客を明確にすること」ということがあったが、その顧客に何が出来るか考える続けることだ。

 

変わることを前提に経営

変化の波の中で変わることは当然である。しかし、その変わり方がもっと重要だ。経営者は変化を恐れてはいけない。環境は刻一刻と変化していく中で、新しい技術、新しいアイデア、新しい価値など社会的に意義あるものを創造すること。挑戦し続けること。

小さな挑戦の積み重ねが大事だということ。

 

 「経済は、人を幸せにするための道具です。政治も経済も道具です。手段です。目的は人を幸せにすることです」

 幸せという言葉が経営哲学の根幹にある。私達の職場もどれだけの幸せがあるのか?

ハッピーライフスタジオか、ハードライフスタジオか。働く人間として、よく考えるのである。

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