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越谷店
scrollable
Maybe London
投稿日:2018/1/31
1043 0
「London に行ったことはありますか?」
>「私は行ったことがありません」
「お店の内装工事を最初から最後までしたことはありますか?」
>「私も店舗が出来る最初から最後までの工事は経験がありません」
ライフスタジオに入社するタイミングは人それぞれですが入社するとほとんどの撮影者にとって
撮影空間が出来上がった状態でスタートします。
当たり前のように空間があり、
この空間ではこうゆふうに撮影するというような前例、良い事例がシェアされ、
サンプル撮影もし、技術的に模倣して近づけることができるある種の
「備えられた環境条件」があり、多くの撮影者が成功経験をつんでいきます
インテリア工事の計画段階、最初から最後までを経験する機会は少ないです
なぜなら、普段は通常営業での出勤をしているため、手伝えるタイミングは休みの時となります。
身体を休める日もありますし、手伝える日は全てではありません。
インテリア工事の全工程を進行するのはお店をオープンするリーダーか、
既存のライフスタジオリーダー陣が主力となります。
(この方たちは仕事が速くとっても強力な人力です。)
スタッフとして働いていると、インテリア工事期間は通常営業を止めない限り
開始から完成までの間に手伝いに行く休みの日の数日の合間の作業となります。
経験の連結は、部分、部分、断続的でそして日がたてば経験も手の感覚もうろ覚えです。
今回は、年末から年始、営業を止めて越谷店の2F部分を一部取り壊し、最後まで改装いたしました。
空間のデザインから頭を悩ませ、空間に対しての考察はとても良い経験となりました。
出来上がる前の空間を想像し
〇コンセプトイメージ
〇カラー
〇その空間にある光の条件、
〇光がなければライティングの条件
〇空間の距離感、奥行きの立体感
〇被写体を想定した高さ
〇空間の統一感
〇空間の差異を生み出す条件、
〇小物配置
○予算、期間
etc…
このような要素を一から考えあーでもない、こーでもないと考えていき決定します。
現代は「Pinterest」や「Google検索」であれこれ検索結果がヒットしますし
書店に行けば素敵なインテリア空間の資料調査もできます。
雑誌や画像イメージのインテリアはとてもかっこいいのですが私たちの撮影用ではなく
居住・住宅用で収納や機能性がある理想的な環境なのですが、
「ライフスタジオでの撮影環境を想定して現実的に見て作りこむ」でいかなければなりません
今回、イメージを大体完成させた後、
詳細なディテール部分で修正は可能でしたが、「失敗に至る気づきを経験できたこと」が
私にはとても良い事でした。これは計画した人にしか経験できない失敗です。
途中で手伝いに行く程度の経験では
「計画と実行に生まれる差異での失敗」をすることができません。
「手伝うところはどこですか?」 と聞いて 「じゃぁ、今日はここの部分をこうして」
とオーダーの入る設定環境をタッチするので、計画に悩み、寸法を間違え、色を間違え、
完成図のイメージと違った距離感や、これなら解決だ、これならOKだこういった経験をすることで
「空間の条件を作る」という立体的な目線を計画段階から経験することができます。
今回気づいた完成前までの失敗の経験は
◆被写体に向けた充分な光源を作る為の光源スペース
◆背景奥行きからの出っ張り、突起が、イメージを作った後に気づいた距離感で予想外でした
◆別のインテリアとの空間のつながり部分
当たり前と言えば当たり前なのですが、
空間を作った経験が無いと、空間の制約条件を無視して先行した完成イメージだけを見てしまいます。
膨大な距離空間の環境を持っていれば良いですが、あいにく空間には制約があります。
異なる空間のつながり部分となる境界線部分もナチュラルにしあげなければなりません
この境界線がくっきりしすぎると、他の写真スタジオさんのようになってしまいます
空間移動があってもナチュラルに・・・作る工夫をしています
撮影空間を立体的に・・・言葉では一言ですが
「既に作られた空間で当たり前に撮影する」のとは全く異なる大きな感覚です。
撮影のできるスタッフはたくさんいますが「撮影空間の条件を一から技術的にも作ることができる」スタッフは一握りです。
この点で、私たちの会社の社長をはじめとするリーダーたちは経験値と言葉ではない
技術的な説得力があります
木材、工具、電気配線、各種設備を作り上げ、
仕上げるまでの工程を作ることができる実力があります。(この説得力は存在感なんだなぁ)
工事現場は、木くずと埃にまみれ、汚れ、ペンキの匂いのする野性味のある環境です。
完成する美しいスタジオ環境は、このような泥臭い作業の土台の基に出来上がります。
まだまだ私にとってはインテリア工事の経験は断続的ですが
今後、お店をオープンする機会があれば最初から最後までやってみたいと思います。
今回、私が担当して手掛けた空間は、
イメージを決めていく上で「LONDON」というキーワードが浮上しました。
しかし、私はLONDONに行ったことも無ければ、その国の匂いや空気に触れたこともありません。
私にはLONDONは写真や映画、テレビで見ただけの仮想の場所で実存していない場所かもしれません。
(いつか行ってみたいですね)
いつの日からか「Maybe London」呼ぶようになりました。
なんだかその響きが自分にはしっくりきて「Maybe London」と呼び始めてから気が楽になったのか、
ラフスケッチも気持ちよく描けるようになりました。
撮影では空間をどのように効果的に使用し、良い写真を撮るかを皆で模索もしています。
新しい撮影空間が出来た後の醍醐味でもあります。
サムネイルのラフスケッチの絵は我ながらいいかんじに描けたので色えんぴつで色も塗りました。
思考錯誤を繰り返しながら作っていく空間には、いつの間にか愛着やストーリーがでていきます
今回は狭い範囲でのインテリア工事で、短い期間でありましたが
計画から実行までスタッフみんなで汗と埃と少しの体に慣れない痛み感じながら
無事にインテリア空間を作れたことを手伝って頂いた全ての方に感謝し
これからも挑戦の機会や失敗の機会から学び、
仕事を楽しむ哲学で撮影も楽しんでいこうと思っています
また『Perfect !』
の声を想像しながらそれに近づいていきたいものです
Maybe London空間での撮影でもっと写真を探求していきます
それでは越谷店でお待ちしております^^
>「私は行ったことがありません」
「お店の内装工事を最初から最後までしたことはありますか?」
>「私も店舗が出来る最初から最後までの工事は経験がありません」
ライフスタジオに入社するタイミングは人それぞれですが入社するとほとんどの撮影者にとって
撮影空間が出来上がった状態でスタートします。
当たり前のように空間があり、
この空間ではこうゆふうに撮影するというような前例、良い事例がシェアされ、
サンプル撮影もし、技術的に模倣して近づけることができるある種の
「備えられた環境条件」があり、多くの撮影者が成功経験をつんでいきます
インテリア工事の計画段階、最初から最後までを経験する機会は少ないです
なぜなら、普段は通常営業での出勤をしているため、手伝えるタイミングは休みの時となります。
身体を休める日もありますし、手伝える日は全てではありません。
インテリア工事の全工程を進行するのはお店をオープンするリーダーか、
既存のライフスタジオリーダー陣が主力となります。
(この方たちは仕事が速くとっても強力な人力です。)
スタッフとして働いていると、インテリア工事期間は通常営業を止めない限り
開始から完成までの間に手伝いに行く休みの日の数日の合間の作業となります。
経験の連結は、部分、部分、断続的でそして日がたてば経験も手の感覚もうろ覚えです。
今回は、年末から年始、営業を止めて越谷店の2F部分を一部取り壊し、最後まで改装いたしました。
空間のデザインから頭を悩ませ、空間に対しての考察はとても良い経験となりました。
出来上がる前の空間を想像し
〇コンセプトイメージ
〇カラー
〇その空間にある光の条件、
〇光がなければライティングの条件
〇空間の距離感、奥行きの立体感
〇被写体を想定した高さ
〇空間の統一感
〇空間の差異を生み出す条件、
〇小物配置
○予算、期間
etc…
このような要素を一から考えあーでもない、こーでもないと考えていき決定します。
現代は「Pinterest」や「Google検索」であれこれ検索結果がヒットしますし
書店に行けば素敵なインテリア空間の資料調査もできます。
雑誌や画像イメージのインテリアはとてもかっこいいのですが私たちの撮影用ではなく
居住・住宅用で収納や機能性がある理想的な環境なのですが、
「ライフスタジオでの撮影環境を想定して現実的に見て作りこむ」でいかなければなりません
今回、イメージを大体完成させた後、
詳細なディテール部分で修正は可能でしたが、「失敗に至る気づきを経験できたこと」が
私にはとても良い事でした。これは計画した人にしか経験できない失敗です。
途中で手伝いに行く程度の経験では
「計画と実行に生まれる差異での失敗」をすることができません。
「手伝うところはどこですか?」 と聞いて 「じゃぁ、今日はここの部分をこうして」
とオーダーの入る設定環境をタッチするので、計画に悩み、寸法を間違え、色を間違え、
完成図のイメージと違った距離感や、これなら解決だ、これならOKだこういった経験をすることで
「空間の条件を作る」という立体的な目線を計画段階から経験することができます。
今回気づいた完成前までの失敗の経験は
◆被写体に向けた充分な光源を作る為の光源スペース
◆背景奥行きからの出っ張り、突起が、イメージを作った後に気づいた距離感で予想外でした
◆別のインテリアとの空間のつながり部分
当たり前と言えば当たり前なのですが、
空間を作った経験が無いと、空間の制約条件を無視して先行した完成イメージだけを見てしまいます。
膨大な距離空間の環境を持っていれば良いですが、あいにく空間には制約があります。
異なる空間のつながり部分となる境界線部分もナチュラルにしあげなければなりません
この境界線がくっきりしすぎると、他の写真スタジオさんのようになってしまいます
空間移動があってもナチュラルに・・・作る工夫をしています
撮影空間を立体的に・・・言葉では一言ですが
「既に作られた空間で当たり前に撮影する」のとは全く異なる大きな感覚です。
撮影のできるスタッフはたくさんいますが「撮影空間の条件を一から技術的にも作ることができる」スタッフは一握りです。
この点で、私たちの会社の社長をはじめとするリーダーたちは経験値と言葉ではない
技術的な説得力があります
木材、工具、電気配線、各種設備を作り上げ、
仕上げるまでの工程を作ることができる実力があります。(この説得力は存在感なんだなぁ)
工事現場は、木くずと埃にまみれ、汚れ、ペンキの匂いのする野性味のある環境です。
完成する美しいスタジオ環境は、このような泥臭い作業の土台の基に出来上がります。
まだまだ私にとってはインテリア工事の経験は断続的ですが
今後、お店をオープンする機会があれば最初から最後までやってみたいと思います。
今回、私が担当して手掛けた空間は、
イメージを決めていく上で「LONDON」というキーワードが浮上しました。
しかし、私はLONDONに行ったことも無ければ、その国の匂いや空気に触れたこともありません。
私にはLONDONは写真や映画、テレビで見ただけの仮想の場所で実存していない場所かもしれません。
(いつか行ってみたいですね)
いつの日からか「Maybe London」呼ぶようになりました。
なんだかその響きが自分にはしっくりきて「Maybe London」と呼び始めてから気が楽になったのか、
ラフスケッチも気持ちよく描けるようになりました。
撮影では空間をどのように効果的に使用し、良い写真を撮るかを皆で模索もしています。
新しい撮影空間が出来た後の醍醐味でもあります。
サムネイルのラフスケッチの絵は我ながらいいかんじに描けたので色えんぴつで色も塗りました。
このブログの長い文章を見て「Maybe London」で撮ってほしいとオーダーが来たら喜びます
思考錯誤を繰り返しながら作っていく空間には、いつの間にか愛着やストーリーがでていきます
1月にイギリス紳士のパパさんご家族が七五三撮影で来店されました
「Maybe LONDON」のコンセプトは照れ臭いので伝えてませんが、撮影後にパパさんに
「英語で一言コメントをお願いします Please in English.」と伝えると
満遍の笑みで「Perfect ! 」
と仰って頂きました^^
「Maybe LONDON」のコンセプトは照れ臭いので伝えてませんが、撮影後にパパさんに
「英語で一言コメントをお願いします Please in English.」と伝えると
満遍の笑みで「Perfect ! 」
と仰って頂きました^^
今回は狭い範囲でのインテリア工事で、短い期間でありましたが
計画から実行までスタッフみんなで汗と埃と少しの体に慣れない痛み感じながら
無事にインテリア空間を作れたことを手伝って頂いた全ての方に感謝し
これからも挑戦の機会や失敗の機会から学び、
仕事を楽しむ哲学で撮影も楽しんでいこうと思っています
また『Perfect !』
の声を想像しながらそれに近づいていきたいものです
Maybe London空間での撮影でもっと写真を探求していきます
それでは越谷店でお待ちしております^^
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