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越谷店
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内面を表現する

投稿日:2017/3/14

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内面を表現する
 
写真の少女は10歳の少女、三兄弟の長女である。
会話をすれば10歳の少女の日常的な幼さも、あどけない表情や笑顔もある。
 
しかし家族で一緒にいると時折見せる「3兄弟のお姉ちゃん・長女として」
の表情、兄弟を注意したり少しあきれてみたり、少女でありながら長女としての内面を垣間見る。
 
小さい弟妹の「はしゃぎ」に対し冷静さを見せお姉さんらしくあろうとする「自然なそぶり」は
長女である子の一つの特徴であると言える。
 
少女の内面に光る
「少し大人びた内面、3兄弟の長女としての自然と、少しだけ、、必要な背伸び・・・」
 
その内面を表現し、よくとらえた写真だと私は感じた。
 

写真はクローズアップである。
「逆光」の使い方により「被写体のライン」を際立たたせ、写真に写る「抽象度」を高く表現する。

 
この写真の抽象度とは光とクローズアップにより被写体に集中する表現から、
その被写体を際立たせ写真の少女の内面を連想し表現する表情と共に「抽象的連想」を作る。
抽象的連想とは抽象的であるがゆえ、人が持つ印象の自由でもある。

クローズアップは単に寄ればいいということではなく、
(単語のとおりに「クローズしてアップする」と言えばそうなのだが)

「より写し表現したいものを集中して写すために、なるべく余白の無駄をなくし余白を整理する」
必要がある。
 
この写真では写真のフレーミングの四隅のうち4つの角をほぼ被写体できれいに埋めており
余白に無駄がなく、被写体にフォーカスしている効果、印象を与える。
 
手をこのようにそえることで、少女の持つ丸みのある輪郭に目は行かなくなり、
シャープにみせる効果をつけ、何よりも「女性らしさ」を表現することができる手の添え方である。
 
クローズアップとは被写体にただ近づけばいいということではなく
カメラを持ち被写体の内面やその被写体がもつ「個性」「らしさ」を感じとり、
「被写体の心に近づき」 それを表現することまでできるのなら・・・
 
Photographer 愛美は、カメラを持ち被写体に近づき、それを実践して見せた・・・

一緒に撮影に入り傍でアシスタントをしながら、写真の仕上がりを見た時私は思わず息を呑んだ・・・
 


1/160S  F3.2  ISO 500  EF70-200mm

Photographer : Manami  Coordinater: Makita

 
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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