Photogenic
越谷店
表情に寄り添う
投稿日:2019/10/31
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小さい頃から、保育士さんに憧れていました。
ただ、どうしても音楽に対しての苦手意識が拭えず、なくなく保育士の夢を諦め
営業やサービス業を経て
今こうして子供と触れ合うことのできる仕事に就くことができました。
子供達の笑顔に癒され、その姿を見つめている親御さんの視線や空気感は
こちらまで幸せにさせてくれます。
本当に子供って不思議な力を持っていますよね。
最近ブログの露出の多い甥っ子ですが、甥っ子が生まれてからというものの私の中で
写真や子供に対して少しの変化がありました。
甥っ子という存在を通じて、"今"を大切にしたい、成長をしっかり目に焼き付けておきたいと気持ちが大きくなり、以前だったら出かけても
写真を撮ろう!という発想がこれっぽっちもありませんでしたが、
最近は撮るように心がけるようになりました。
思い出を記憶だけじゃなく記録もしておくことで、誰かと振り返ることができますからね。
甥っ子は、日に日に成長?彼の場合は大きさが顕著ですが、その姿を記録も記憶もしておきたいと思い、彼に至っては、常にカメラを向けています。
半分は自分で見返したいのと、もう半分は彼が大きくなって見てほしいなと願いを込めながら。
写真の彼は、甥っ子。
写真の時は生後2か月で、顔や体はぷくぷく成長し、生後数ヶ月とは思えない体型ですが、表情はあまり多くない彼。
今でこそ、少し笑ってくれますが、
こちらが何かアクションをすると
ムスッとした不機嫌そうな表情で答えてくれるのがお決まりの流れ。
赤ちゃんて自分で何も出来ないのに、言葉が話せないから、忙しく何かを訴えていますよね?
お腹空いた時、
オムツを変えてほしい時、
暑い時も…
泣いて訴えるか表情で訴えるか2択です。
なので、私が知っている甥っ子の顔は大抵、不機嫌そうです。
写真の主題が「光を使って感情を表す」
彼のこの時の感情を直接言葉で聞くことはできませから、何を思っていたかは推測することしかできませんが、
決して良い気分ではなかったと思います。
様々な状況を考えることができますが、
大きく、「何かを訴えている」伝われと願っているこの表情が私の知る彼であり、
彼らしさでもあるから、しっかり撮ってあげたいなと
この時思いました。
それまでは、笑顔を残すべく奮闘をして、笑顔もしっかり残しはしましたが、やはり好きな一枚に
この顔もランクインします。
この表情を引き出すのは、朝飯前ですが、1人でアシスタントもしながらの撮影だったので、表情が若干控えめではありますが、
眉間のところに、特徴をとらえることができました。
写したいのは、あくまで表情ですから、最大限近づいて。
そして赤ちゃんは、可愛く撮ってあげたいですから、顔に影がでないように、全体に光が当たる角度と明るさにこだわって。
また忘れちゃいけないのは、赤ちゃんの柔らかさ。
背景や前ボケをぼかして優しい印象に。
言葉だけだと、不機嫌な表情と柔らかさが一致していないようにも聞こえますが、周りをぼかすことで、被写体の表情を引き立たせ、透明感も写せたのではないでしょうか。
感情と光2つを上手に操ることができるようになったら、更に表現の幅が広がり面白味のある写真が撮れるんだろうなと思います。
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