Photogenic
越谷店
この時間、この場所だから
投稿日:2019/6/1
1961 1

Photo by Manami
Cordy by Kanasugi Mayu
@Koshigaya
「光」と「場所」と「被写体」と、様々な条件が合わさうことで写真は出来上がります。
そこにどんな光が降り注いでいるのか
そこにどんなものがあるのか
そこにどんな被写体がいるのか
光と被写体が「動くもの」である以上、写真は「偶然の産物」であるとも言えると思います。
その「偶然の産物」が生まれるように予想しながら、自分の表現したいことを形にすることが「写真を撮る」楽しみだと思うのです。
被写体の彼女は、とても魅力的な被写体でした。
年齢のわりにはポーズも仕草も落ち着いているものの、笑顔が可愛らしく、自然と彼女に引き込まれていくような印象でした。
魅力的な被写体には、魅力的な場所で撮影をしたくなります。
その被写体の美しさを表現しきれるように。
ちょうど撮影時、越谷店の大きな窓からは光が溢れていました。
床に落ちる光は、「この時間、この場所だからこそ」生まれるフォトスポットです。
スタジオという場所である以上、外からの光は窓枠と壁によってその光が落ちる場所に陰影を生みます。
そのため、どの位置に被写体を置くかで写真の印象は変わります。
今回カメラマンのまなみさんは被写体の左半分のみに光が当たるように状況を作りました。
これにより、彼女の柔らかな髪にハイライトが入る効果や、肌の透明感が生まれます。
光がない場所に寝転がすと平面的な印象になってしまいますが、光があることで写真に「層」が生まれるのです。
また被写体がマットの上に寝転んでいるのも、もちろん硬い床に寝転がすのを避けるためでもありますが、このマットを1枚挟むことで床の無機質な印象から優しい印象に変えるためでもあります。
その場に生まれた「自然的条件」に自ら設定する「人工的条件」を加えることで、「写真」という形に残していく。
「2度と撮れない写真」を生み出していくために、撮影者という人たちは写真を撮り続けていくのかもしれません。
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