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国分寺店
scrollable
最終日
投稿日:2011/4/21
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宮城から東京へ帰ってきました!なんだかあっという間でした。3日目も午前午後共に家へお手伝いに行きました。その時に一緒だった女の子の津波によって家を流されてしまったとお話を聞きました。それでもボランティアに参加しており、そして家主の方と「大変だったですね」と話かけていました。立派だなんて簡単な言い方はしたくありませんが、本当にそんな言葉しか今は思いつきませんでした。
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最終日には午前のボランティアが終わり、午後もボランティアと思ったのですが雨が降り始めてしまったためボランティアセンターの仕事はなくなってしまいました。車を走らせようやく一軒の家でお手伝いさせてもらうことになりました。お手伝いをするといって 後からお金を請求するというような悪徳なことあるとも噂では聞い...ており、家主の方も最初は半信半疑だったと思います。でも私達が仕事を終えると喜んでいただけコーヒーまでだしていただきました。実は私コーヒーが苦手なのですが、こんなにもコーヒーが美味しいと感じたことはありませんでした。私達が写真館からきているということを知るとおじさんが大きなランの花の図鑑を持ってきました。「こんなめずらしい図鑑は今あんまりないんだよ、もし興味があったら持っていって」と言われました。大事な図鑑なのだからおじさんが持っていてくださいとお伝えすると、もう栽培するのは諦めた。とおっしゃっていました。一度こちらでお預かりすることになりましたが、いつかおじさんの元へお返しし、また栽培が始められるようになって欲しいと強く感じました。
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車の中でラジオを聴いていたとき、どなたが言っていたのか忘れてしまったのですが「被災者の方が求めていることは一概には言えない」と言っていました。本当にその通りで、たとえば音楽を必要としている人がいればまだ早いと思っている方もいる。そしてまたカメラマンとして向いてない考えかもしれませんが、写真として残して欲しいと思っている方がいれば、その反対もまたしかりであるのではないかと思いました。被災地はどうだったと一言で言うのは今の私には正直難しいです。復興している場所があれば、まだまだこれからの場所も多くありました。
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東京へ帰ってきて、同じ日本だとは思えませんでした。でも自分の身に降りかかっていることが一番の問題であることはすごく理解できます。それが邪魔をしていたら人のことを考えるのは難しいことです。ただ、現地へ行って今どういうことになっているのかを見ることが出来た私はそれを伝えることが重要なのではないかと思いました。現にこのようにブログに残すこと、友人へ伝えること。私以外にも現地へ行っている知り合いもいます。被災地がどうだったと一概に言えないように、それぞれが自分の言葉で感じたことを伝えることは重要なのではないかと今思います。
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今日は髪を久しぶりにショートに切ってきました。今の髪型に飽きていたというのもありますが笑、数日間お風呂に入れなくても良いように対策してきました:) まだまだ今の段階でお手伝いが必要なことは沢山あると感じました。また是非お手伝いへいきたいです。そして東京へいる間はまた仕事も頑張りたいです。
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また東北が少しでも早くいつもの生活に近づきますように。
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椎葉
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