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国分寺店
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【Photo】I already love you.

投稿日:2019/2/7

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マタニティの撮影はいつもドキドキします。
やはりここで働いていると子供の撮影が必然的に多くなり、子供には慣れているのですが
大人の被写体はやはり殻を破るまでに少し時間もかかりますし、私達も同じく少し緊張します。

そんな撮影の中で私がマタニティ撮影において考えていることを大きく3つポイントに
分けてみました。


まず一つのポイントが大人は絶対的に綺麗に撮らなくてはいけないということ。
子供はいつどんな瞬間も愛おしいし、親もどんな子供の姿もかわいいと思うものだと思います。
しかし大人の撮影ではそのままを映しだすのではなく、120%イメージや角度、
表情を見つけてシャッターを切り、そこからセレクトしなくてはいけません。
大人はよく鏡と向き合っているので、自分の素敵な角度をよくしっています。だからこそ、
とてもシビアです。かくいう私も自分の写真を撮ってもらってもなかなか満足いく写真には出会えません。
自分でも女性としてその部分が分かるからこそ、本人に写真を確認してもらうときはとても緊張します。
その分本当に気に入ってもらえる一枚に出会えた時はきっと人生の中でも大切な一枚になると思うし、
もしかしたら自分をもっと好きになるきっかけの一つになるかもしれません。
そんな写真が撮れたらカメラマンとしては本当に嬉しい事だと思います。

そして2つ目。そんな120%の美しい女性の写真を撮影することが前提で、そこにマタニティではお腹の子供が加わります。
一人だけど2ショット撮影。お腹の中にいてももう家族写真です。
マタニティ撮影ではお腹の子を想った愛おしい表情を引き出したいと思っています。引き出したいと思いながら、
その表情をしてくれるママたちにいつもびっくりもするのです。私はまだ子供を産んだことがありません。
でも周りからは出産の色々な壮絶なエピソードを沢山聞きます。きっとここに来てくれるママたちもそのような
エピソードを沢山聞いているはずです。特に初めての出産の方は不安なことも多いだろうと想像するのですが、
お腹の子を撫でているママたちの顔はいつも女神のような表情になります。とても美しく、安心する表情です。
赤ちゃんがお腹をけったり、動く度に他の誰にも分からないママと子の繋がりがあるんだろうなと想像してしまいます。
きっとお腹が大きくなるにつれて一人の女性からママに変化していくのでしょうか。その過程は本当に美しいです。

そして最後に撮影のポイントとしてフォルムがあげられると思います。当たり前ですが大きいお腹
これがマタニティ撮影の一番のポイントになります。ライフスタジオでは75カットを提供しているので、
必ずお腹が写っていなくてはいけないとは思いません、ママのアップがあってもいいし、ママを隠して一人の女性
として表現してもいいと思います。でも綺麗なお腹を魅せる。それはとても大切なポイントです。
よくマタニティだとお腹を手で支えるポーズが多いと思うのですが、私は腰を支えるポーズもたまにしてもらいます。
このポーズ、ひとつは腕と背中の間に空間が出来、ポートレートのポージングとしても
綺麗にすっきりと見えるポーズなのですが、この手が腰を支えていることによってお腹の大きさを強調し、
お腹が大きくて大変だけどママが一緒に頑張っているということもこの右手一つによってよく表現されると思います。
そしてひょっこり見える優しい左手、大変だけど愛しているよと伝えているようです。ママの撫で方が本当に
素敵でした。美しいフォルムが最大限に表現され、伝わるようにシャッターを切りました。

写真は言葉では表現できないから素晴らしいと思っています。すべてが言葉で表現できるのであれば
写真はいりません。しかし写真から伝わってくる言葉もあるかもしれないと、
この写真を撮影しながらそんなことを思いました。

Photography : Shiiba
Coordinate  : Sayaka
in Kokubunji

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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