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国分寺店
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photogenic 2

投稿日:2018/11/28

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真の2歳

 

 

2歳児の撮影にアシスタントとして入ると決まると私の心の中では大きく2つに分かれます。

1つは①言葉が文となって分かり始める頃に会話ができる楽しさであり、

もう1つは②子供の考える理想と逆の事が起きた時に嫌悪感に包まれてしまうのではないかという不安。

どちらも身体を自由に動かせ言葉を覚える楽しさを知る2歳児の撮影は、

成長も著しく感じられるせいか特別な要素を持っているように私は思います。

 

 

①の彼女

彼女は本当に素直な女の子でした。

アシスタントである私に対してビックルするほど興味を持ってくれ、

お話も上手なだけありちょっとしたとぼけたジョークや行動にも、小さくて可愛らしいお口を大きく開けて笑ってくれました。

行動も女子力があるかのような動きばかりで、笑う時に必ず手がお口に元へいくのが一番特徴的でした。

それが自然にできてしまうなんて…!

また興味があるものには関心が深く好奇心も強い子でした。

 

 

②の彼女

しかし撮影の途中、突然②の風が吹くのです。

その理由は "シャボン玉" と "お着替え" 。

シャボン玉を目にした瞬間に彼女のスイッチがロックオン。

何でも上手にこなせる彼女だったからこそ「私がやる!」の一点張り。

そして自由の効きにくいドレスへの着替えはNG。彼女が悪いことなんて1つもないんです。

その頃私はただただ冷静に彼女をコントロールするのでした。

 

 

テンションの中に山もあり谷もあるのが最大の特徴なのが2歳児だと私は感じます。

①にしても②にしても身体全体で訴えてくる彼女の素直さは大人である私たちにとってないもの。

魔の2歳児と世間は呼んでいますが私はなんだか違うように思います。

イヤイヤするのも何か他にしたい事とがあるからの主張であり理由のないイヤイヤはない。

①も②も間違っていない。

この彼女だってシャボン玉をやりたいから大きな声で訴え、自由に動き回りたいからドレスは避けたのです。

難しい事は考えず自分の気持ちを伝えただけなんです。

魔の2歳児ではなく真の2歳児。

歪みのない率直な主張ができた彼女に私は拍手です。

小さくて大きなハートを壊さないように子供の主張を私はサポートしていくのです。

 

 

 

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