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国分寺店
甦る思い出のカメラ
投稿日:2021/1/28
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時代が進むにつれてはどんどん物は便利化していきますね。
今までは人が行っていた事も機械が全部出来てしまう時代になったなぁとつくづく感じるこの頃です。
先日、父から受け継いだフィルムカメラを取り出してきました。
父が初任給で購入したというペンタックスのmeというモデルのフィルムカメラです。
当時は小型化カメラとして人気だったペンタックスのmeですが、今の時代では、大きさの割に意外と重みがあるボディの様に感じます。しかし、その重みとなんとも言えないシャッター音が魅力のフィルムカメラです。
実家の棚でずっと眠っていたそのフィルムカメラを私が大学生の時に父から貰いました。
いや、正確には使ってないから勝手に持ってきました。
絞り優先のレンズで、当時の私には訳もわからず、撮影した写真はほとんど、白飛びやピンボケで、ほとんどしっかりとした写真を撮れた記憶がありませんでした。
ある意味、私の中でも思い出のあるカメラですが、大学生の時使用した以来ずっと私の家の棚の中で眠っていました。
そして時代は進み、今ではミラーレスカメラが主流になりました。
便利になればなるほど、選択肢もたくさん増えるし、いいこともたくさんあるのですが、時折つまらなく感じてしまう時もあります。
ピンや露出が確認できないカメラで撮影した写真は、どんな写真が撮影できたか、プリントされるまでわからないというのも楽しみの1つです。
こんな便利な時代だからこそ、ちょっとだけ機能を劣化させて使うのも楽しいのかも。
そんな気持ちになった私は、ミラーレスカメラにオールドレンズを付けたのでした。
父の思い出のカメラがこういう形で今甦るとは。今度このカメラを持って父のポートレートでも撮影してみようかなと思った夜でした。
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