我が家にはずっと変わらず飾られている写真がある。

いつ飾られたかは不明だが、その写真は兄弟３人のが写った写真で、母の実家の庭先で撮影されたものだ。

昔は気にもしたことはなかった。全員が笑顔なわけでもないし、多分特別な日でもないと思う。

 

でも、実家の玄関の壁にはずっとこの写真が飾られていて、今でもまだこの写真が飾られている。

 

ずっと変わらずそこにある写真は、写真として認識されていないほどそこに飾られているのが当たり前で、撮影された時の記憶はないけれど、この写真を見ると何故か実家で過ごしてきた日々のことを思い出す。

 

私にとってその写真は写真というよりも空間の一部みたいな感覚なのかもしれない。

 

また玄関先という、生活の中で頻繁に利用する場所にあるということも繋がっているのかもしれない。

 

アルバムを見返せばもっと表情の良い写真は残っているけれど、私にとっては兄弟との写真はこの一枚がとても印象的だ。

 

今はデータでの保存が当たり前で、なかなか紙媒体にするのも手間がかかる作業だと思う。

でも、やはり紙媒体の良さは時代が変わっても変わらない良さがあるのではないでしょうか。。

 

それにしても私の幼少期の写真や動画はオーバーオールの写真が多いなぁ、、、