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国分寺店
夢の中
投稿日:2019/1/21
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スタジオという非現実的なインテリアの中でドレスや可愛い衣装を着て撮影するときにどんなイメージが沸いてくるでしょうか?
私自身が初めてライフスタジオを訪れたのは12月の寒い晴れた日のことでした。
スタジオの大きな窓からは刺すような強い光が注ぎ、太陽の暖かさとスタジオに流れるjack johnsonのBGM、そして部屋に広がるご家族の笑い声。
可愛いインテリアの中で可愛い衣装を着て楽しそうに遊ぶ子供たちと、それを笑顔で見守る親御さんたち、カメラマンとコーディネーターの息の合った空気感。
一つの空間から生まれるその雰囲気は、とても暖かく、穏やかで、撮影の見学として参加させてもらっていた私も、見ていて笑みがこぼれてしまい、ご家族の一員になったようなほっこりした感覚でした。
きっと夢を具現化したらこんな感じなんだろうなという感覚を持ったことを今でも覚えています。そしてその感覚は私がここで撮影する上での原点でもあると考えます。
撮影を通して、そこに居る全員が笑顔で、心地の良い時間を過ごすことができる。
自分が初めてライフスタジオを訪れた時に体験したその感覚をご来店いただいたご家族にも感じてもらえたら嬉しいです。
そして、その為に私自身、今ではカメラマンとして写真で、少しでもその感覚を伝えられるようにシャッターを切ります。
カメラマンはカメラを構え、イメージを構築する過程の中で、観察をすると共にスタジオを構成するインテリアや衣装や小物が与えるイメージについても考えます。
国分寺店の窓際からは強い自然光が差し込みます。その光は季節によって雰囲気を変えます。冬の強い光は、スタジオの半分近くを直射日光で照らします。
直射日光で照らされたスタジオは、光と影を作り、インテリアをデザインしてくれます。
そしてその光と影はスポットライトのように被写体を照らしてくれます。
白を基調としたスタジオのインテリアが直射日光に照らされ温かさを演出してくれます。
衣装とインテリアが非現実感を作り出し、彼女のポツリと座る様子が世界観を作ってくれます。
そして、前ボケでディテイルを浮かび上がらせないように、全体的に靄をかけます。
彼女の表情が、静かさと穏やかさを作りだしてくれます。
その雰囲気は、どこか夢の中に居る少女のようでした。
彼女の興味のあること・興味のない事、好きなこと・嫌いなことを撮影と観察を通して、時折ご両親に聞きながら、その時のその子らしさを残してあげたいという気持ちで撮影は進みます。
彼女の今に集中すると共に、自分自身がスタジオに来てもらった際に、ご家族に感じてもらいたい雰囲気を写真として表現できた気がしました。
この写真を眺めていると、あの時私自身が感じた、温かく穏やかで、見ていて笑みがこぼれてしまったあの感覚を思い出します。そんなことを伝えられたらなと思っています。
スタジオという非現実的なインテリアの中でドレスや可愛い衣装を着て撮影するときにどんなイメージが沸いてくるでしょうか?
私にとってそれは、夢の中を具現化したものなのかもしれないです。
ライフスタジオ国分寺
photo mitsui
codinator simura
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