ゆっくりいそげ。
 
国分寺店のすぐ隣に胡桃堂というカフェがあります。つい最近オープンしたてのカフェで、もともとは西国分寺にお店を構えていた胡桃堂カフェの2号店になります。
なんとも言えない雰囲気のカフェで、コーヒーは勿論、胡桃堂という名前にもあるように、お店のテーブルにはそっと胡桃が添えられていて、「ご自由にどうぞ」と。
お客さんはその胡桃を胡桃割りで割って食べることが出来ます。（それにも深い意味があるのですが。）
そんな胡桃堂では、カフェ営業の傍らで、胡桃堂出版という形で書物の出版も行っています。今回はその胡桃堂の経営者さんである影山知明さんが著者である「ゆっくりいそげ」という本をもとに店舗にて自由に話をする時間を設けました。
 
その本の内容としては「経済」や「ビジネス」という概念をお金儲けの手段として考えるのではなく、目的として考え、それに伴い、人を手段化しない経済について話されています。
具体的な内容に関して興味がある方は是非一度本を手にとって読んでみてください。
 
私自身も、3年前から国分寺という町で、大学の仲間たちと共にlife size cribeという名前でカフェの設立を行いました。そういった意味で、今回この本を読むにあたり、少し親近感がありました。
今そのカフェも今年の3月で3年目を迎えようとしています。最初は、夢物語のように自分たちのやりたいことを、夜な夜なファミレスで語り明かしていたのが、実際にお店として出来上がり、最初は自分たちしか知らないカフェが、だんだんと国分寺に住む人達に広がり、新しいコミュニティーが生まれていく過程を見ていく中で、人と人との繋がりによって成り立っているお店であると感じています。
 
美味しいコーヒーを飲むためのカフェとしてあるのではなく、人と人とを繋げる場、そして繋がる場、忙しい日常の中で、等身大の自分に戻れる場としてlife size cribeがあることが根底にあるからこそ、知る人ぞ知るお店になってきたのかもしれません。
 
私達自身も国分寺という町で、国分寺に住む一人として、人と人とが結びつきを大切にしていきたいと感じました。
そんなことを考える今日この頃。。。。
 
国分寺に住んで10年という月日が経ちました。