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国分寺店
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それぞれにとっての1枚

投稿日:2017/10/7

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ここでたくさんの家族と出会い、写真を撮影させてもらうまで「家族とは」ということについて私自身、あまり深く考えたことがありませんでした。
自分の家族は祖父、祖母、父、母、兄2人、そして私の7人家族です。数年前祖父が他界した為、今は6人家族になります。末っ子として生まれた私ですが、両親や兄弟の存在というものは、私が生まれた時には存在していて、私自身も自分がそこに居ることが当たり前だと思っていました。
それがいつしか、両親や兄弟も一人の人間であるという認識に変わっていきました。
そして、1人の人間として認識するようになってから見返す、家族の写真というものは、以前とは少し異なった観点で見る写真になったように思います。
写真には記録としての性質、記憶としての性質、表現としての性質など、たくさんの性質があるものだと考えます。自分の幼少期の時の写真を見返すと当時の記憶が蘇ります。そして昔の兄弟や両親の写真を見ると、自分の知らなかった家族がそこにいて、その写真を見ながら笑ったり、驚いたりして、話のネタになります。
そこには一人一人の歴史があり、家族の歴史があります。そして、その歴史は家族の特別なものになります。
私たちはここで、たくさんの家族の家族写真を撮影させてもらってます。撮影の中で、私たちはその家族の特別を見つめようと試みます。
そして、いつか撮影した写真がその家族の歴史の一部になる事を望んでいます。
今回この主題を取り組むにあたり、自分は家族のどんな姿を残したいか考える必要がありました。主題を取り組む以前は、私にとっての家族写真は記録という性質が強かったように思います。
確かに記録としての家族写真というものを撮影することもカメラマンとして必要であると考えます。しかし、私が残したい写真は、いつか家族で見返した時に、笑ってしまうような写真を美しく残すことです。
それは家族の中でのドラマを意味します。写真の表情や仕草から伝わるストーリーを連想させる瞬間を撮影することです。
そしてそれを生み出すためには、撮影の中で起こるハプニングにアンテナを張る必要があると考えました。カメラを見て、笑顔の写真を残すことに集中するのではなく、家族全員が揃った時に起こるハプニングを美しく残すことに集中しました。
そのハプニングによって生まれた写真は、家族それぞれの関係性が現れたものであり、その家族の唯一無二の家族写真になると考えたからです。
その為、カメラマンとして私自身ができることは、そのハプニングを起こすための要素を提案することにあると考えます。そしてハプニングを美しく収めるためにある程度の条件を整えカメラを構えるわけです。
時に、予想通りになったり、また時に全然想像とは異なるものが生まれる瞬間を集中してシャッターを切るのです。
その為に、私たちは観察をして、その家族にあった投げかけや提案をする必要があるように思います。
 
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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