Staff Blog
国分寺店
scrollable
グラデーション
投稿日:2017/5/30
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国分寺では前ボケを「隠し味である」と定義した。
隠し味ということはあくまで、被写体である主役を際立たせる役目を持つ。
今回の主題で前ボケについて店舗で考える時間を設けたが、写真において前ボケを入れる意味は様々であると考える。
線を消す、デザインとして入れる。被写体を強調する。前ボケを入れることによって被写体を柔らかいイメージにする。覗き込んでる様なイメージを演出するetc
様々な要素がある中で、今回個人として意識したことは大きく2つある。1つは前ボケを入れる上で統一感を損なわないようにすることであった。これは上で書いたが、前ボケがあくまでも主役を際立たせるためのものであることを意味している。
その上で、まず国分寺を構成するインテリアがどういうコンセプトであるのかを自分の中で明確にする必要があった。
例えば、最近できたインテリアは室内のイメージであるため、空間として考えた時に、そのイメージを壊さないものをボケとして使用することによって空間としての統一感を出し、ストーリーを生む。または無機質なものをボケとして使用することによってインテリアに影響を与えず、主役を邪魔しないというようなことである。
そして2つめは前ボケを入れた意図を明確にするということである。これは前ボケに限らず全ての要素において必要になってくることである。
前ボケに関しては入れる要素が様々であるため、一枚の写真の中で、前ボケを入れた意図が数個ある場合もあると考える。
意図を明確にすることによって感覚的に入れる前ボケをなくすことを心がけた。
この写真では一番の意図として、前ボケによってグラデーションを作ることを意識した。それと同時に被写体を柔らかくし、デザインとしての前ボケにもなった。
国分寺店の窓際での撮影は大きな窓からスタジオ内に入ってくる逆光がメインのインテリアになる。そして夏になると、ビル全体を覆っている緑が生い茂り、窓の桟から見える葉っぱ達が、逆光とマッチして、幻想的な雰囲気を出し、非現実の世界を演出してくれる。
この写真もメインとなってくる光は窓際から入ってくる逆光である。
そして逆光とインテリアが演出してくれる幻想的な雰囲気の中で撮影をする上で、この雰囲気を壊さない為に逆光の白に、無機質であるカーテンをぼかすことを選び、光とインテリアの白と前ボケを重ね、ぼかし、グラデーションを作ることで、より幻想的で夢の中にいるイメージを演出できるのではないかと考えた。
私はグラデーションとは、前ボケをデザインとして使う際の1つの手法だと考えている。そのグラデーションを出す1つの方法として色の濃淡を調節することだと思う。
今回の写真は、逆光と、インテリアの白い壁、そしてトーンの違うカーテンの白を重ねることによって違和感なく、グラデーションを作ることが出来たように思える。
隠し味ということはあくまで、被写体である主役を際立たせる役目を持つ。
今回の主題で前ボケについて店舗で考える時間を設けたが、写真において前ボケを入れる意味は様々であると考える。
線を消す、デザインとして入れる。被写体を強調する。前ボケを入れることによって被写体を柔らかいイメージにする。覗き込んでる様なイメージを演出するetc
様々な要素がある中で、今回個人として意識したことは大きく2つある。1つは前ボケを入れる上で統一感を損なわないようにすることであった。これは上で書いたが、前ボケがあくまでも主役を際立たせるためのものであることを意味している。
その上で、まず国分寺を構成するインテリアがどういうコンセプトであるのかを自分の中で明確にする必要があった。
例えば、最近できたインテリアは室内のイメージであるため、空間として考えた時に、そのイメージを壊さないものをボケとして使用することによって空間としての統一感を出し、ストーリーを生む。または無機質なものをボケとして使用することによってインテリアに影響を与えず、主役を邪魔しないというようなことである。
そして2つめは前ボケを入れた意図を明確にするということである。これは前ボケに限らず全ての要素において必要になってくることである。
前ボケに関しては入れる要素が様々であるため、一枚の写真の中で、前ボケを入れた意図が数個ある場合もあると考える。
意図を明確にすることによって感覚的に入れる前ボケをなくすことを心がけた。
この写真では一番の意図として、前ボケによってグラデーションを作ることを意識した。それと同時に被写体を柔らかくし、デザインとしての前ボケにもなった。
国分寺店の窓際での撮影は大きな窓からスタジオ内に入ってくる逆光がメインのインテリアになる。そして夏になると、ビル全体を覆っている緑が生い茂り、窓の桟から見える葉っぱ達が、逆光とマッチして、幻想的な雰囲気を出し、非現実の世界を演出してくれる。
この写真もメインとなってくる光は窓際から入ってくる逆光である。
そして逆光とインテリアが演出してくれる幻想的な雰囲気の中で撮影をする上で、この雰囲気を壊さない為に逆光の白に、無機質であるカーテンをぼかすことを選び、光とインテリアの白と前ボケを重ね、ぼかし、グラデーションを作ることで、より幻想的で夢の中にいるイメージを演出できるのではないかと考えた。
私はグラデーションとは、前ボケをデザインとして使う際の1つの手法だと考えている。そのグラデーションを出す1つの方法として色の濃淡を調節することだと思う。
今回の写真は、逆光と、インテリアの白い壁、そしてトーンの違うカーテンの白を重ねることによって違和感なく、グラデーションを作ることが出来たように思える。
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