ライフスタジオのPhotogenicにふさわしい写真ってなんなのかなって最近よく考えます。

沢山のご家族がいらっしゃって、それぞれのストーリーがあり、
楽しく思い出に残る時間を一緒に作り、瞬間を切り取っていく。
また見返したいなとか、久しぶりにみて心が温まる写真を撮る。そんな心に関する側面。
そして、写真としてどのように残すかという、撮影する側としての技術としての二つの面があると思います。

例えば
・被写体が良い表情をしていて、彼/彼女らしい瞬間を捉えている
・衣装が被写体や空間の良さを引き出していてる
・光が美しい

などなど、いろんな要素があります。
その時々の撮影によって、どこに重きを置くべきかが変わってきますが、
なるべく沢山の要素を満たしているものが
Photogenicな写真になるのだと思います。

そしてよく言われるイメージを持つという言葉。
これがないと最終的に、ハッとする写真はなかなか撮れないように思います。
これは自分から湧き出て来るタイプの人もいるかもしれないですが、
多くは映画、写真、小説、絵画、景色、人間関係など様々な所からインスピレーションを受け、
蓄積されていったりすると思います。

先日久しぶりに開いた本に
「写真はみたものについて何を感じ、如何に感じたかを伝えることによってつくられる」
と書かれていました。

この写真は、撮影していった中で、彼の印象が上手く一枚に収められたと
思っている一枚です。

限られた空間だけど、撮り方は様々です。
なるべく型にあてはめないで、個々の良さ、感じた印象を伝えられるような
撮影をしていきたいな、と思います。

 

 

Photographer:Shiiba

Coordinator:Shibuya

Location:Kokubunji