撮影の中で沢山トライします。
私たちも被写体も。
これがいいんじゃないか、あれがいいんじゃないか、
ライフスタジオでの撮影はイメージ的には３Dパズルみたいでで、カメラマン、コーデ、被写体が
複雑に動いて、ある時にパッ！っと何かが開けてピッタリくる感じ。

その時にコレ！という一枚が出来上がります。
その瞬間がとても気持ちよく、それを探す一歩一歩が楽しいのです。

この仕事でどんな時が楽しいですか？と聞かれ、色々な瞬間が思い浮びますが、
このような瞬間も私がここで働く理由の一つだと思います。

色んな事にトライし、この動きはこの子に合っているとか、あまりピッタリはこなかったなとか。
行動してもらいながら、シャッターを切ったり切らなかったり。
私達と子供たちで一緒にパズルを組み立てていきます。

国分寺店ではよく布を使用します。布の色や素材によって与えるイメージは異なりますが、
曲線や動きを出すのにとても有効的です。背景に置いたり、被写体に持たせたりと
色々な使い方をしますが、今回この子の撮影をしながらこの子には立って引っ張ってもらおう！と思いました。
（それは撮影の時間を通してきっとこの子ならこういう動きが似合うだろうという予想を立てていきます。）
そして実際にその動きを行ってもらった時に、この子は両手でぐっと片方に布を引き上げました。
おお！これはとても綺麗な仕草だ！と私達は受け取ります。そして、そこからこの年齢の子であれば微調整もしてくれるので
より美しくなるように仕草、目線など微調整を重ね、実際にこの一枚に仕上がっていきます。

そして実際に美しい一枚が出来、一緒に撮影を頑張った子供たちと（時にはママパパたちと！）
いい写真が出来上がったね！と一緒に喜べた時、それが私が幸せだなぁと思う瞬間です。

Photographer:Shiiba

Coordinator:Nana

in Kokubunji