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市川店
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得ることができたもの。

投稿日:2020/6/29

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普段、撮影をしている場所は撮影がしやすく、慣れているからこそ、ある程度の光の調節や写真としてのアングルに安定感が持てます。

その安定感に安心をしてしまい、いつになっても同じ場所、同じ角度、同じスタイルで撮影してしまうのが、マンネリ化の怖さだと思います。

市川店がオープンしてこの4月で4年目を迎えました。その間で、インテリアや小物の配置が変わった場所も多いですが、私自身の撮影方法が変わったかと問われると、大きくは変わっていないように思います。

だからこそ、マンネリ化とは怖いもので目にも見えにくいため、知らずのうちに、見過ごしてしまうのです。

そんな時、他店舗からスタッフが市川店で撮影を行った写真を見ると、とても刺激になることが多くあります。それは、市川店スタッフがいつもと変わらない場所で撮影をしているからこそ、その写真がとても新鮮で、新しい写真に見えます。また、いつも撮影している場所でも違った写真にみえるのには、前ボケの使い方、カメラマンの位置など、少しの表現方法が私とは全く違う方法で生かされているからです。

 

今回、この写真を撮影した場所は、私自身が普段、撮影場所として主に使うことは少ない場所です。ですが、とても自然光が入ってくる場所でもあり、角度によっていつもとは違った写真が出やすい場所でもありました。

この写真を撮るにあたって、参考にした写真たちが前頭でも述べた、他店舗のスタッフが撮影した写真になります。(下の写真です。)

同じ空間の撮影でも、被写体の座り方、足や手の位置、体の角度、椅子の位置を変えながら被写体を動かしているところなど、少しの変化でここまで違った写真に見えたことに驚きとそこに、たくさんの発見がありました。そして、被写体の後ろから差し込む自然光が美しく、どの角度からでも自然光が、いい働きをしているところに、写真においての光の重要性を感じます。

それでは、一枚一枚の写真を分析していきたいと思います。

まずは、左の写真です。

こちらでの写真では、彼女の身長の高さも関係していると思いますが、左足を椅子の上にあげ、左手を背もたれから、垂れ下がるようにさせることでクールな印象を受けます。写真左側にかかる、サンキャッチャーとなる前ボケが淡く白いぼかしが入る事で、彼女の後ろから差し込む自然光とひとつとなっているところ、また、彼女の視線がカメラを向いていることで、安定感のある写真に見えます。

次に、真ん中の写真では、

椅子の向きは変えず、彼女の座り方が変わっています。彼女を動かし、ポーズを作り上げ、カメラマンとしても動きがあるのがわかります。同じ場所でもポーズや位置が変わるだけでかなり違った写真に見えてきます。

最後に、右の写真は、

椅子の位置、彼女のポージング、カメラマンの位置が他の2枚とは全く違った角度からの撮影を行っています。しかし、どの角度からでも彼女の背後から差し込む自然光の光量は明るく、差し込んできているのが特徴的です。

そもそも、撮影場所としても、新たな発見ではありましたが、光の見つけ方や使い方が、最大限に生かされていて、市川店の写真としては、新鮮な感覚でした。

 

このように、参考写真を分析したことで、実際に撮影では、それらを踏まえた写真を取り組んでいきました。

①前ボケ:

ドライフラワーを使った前ぼかしですが、写真の内側に向かって、グラデーションを表しています。また、背景となるLEDをオレンジ色のみを、点灯させ写真に統一感を持たせるよう、色味をオレンジ色~茶色に統一させました。

その点、彼女が着ている衣装では、ベージュのサスペンダーとカーキのスカートとグレーのハットが浮きすぎず、まとまりのある色味となっています。ここで、写真においての色味の統一を意識でき、インテリアと衣装の相性の良さを感じました。

②光、顔の角度、視線:

彼女が、鞄に目が行くことで下を向き、下を向いた顔に左からの自然光が入って、輪郭や目、鼻、口の凹凸を立体的に光の明暗で表現しています。顔の向き、一つで当たる光の光量から色味も変わってくるところでは、バランスの取れた光具合だと思います。

➂仕草:

足を組むことは事前に、ポーズとして指示を出していました。彼女の長い指が協調され、動きのある仕草から自然体が表現できたように思います。それが、表情と合わさるときに、彼女から出てくる魅力的な部分の表現にも繋がっています。

 

今回、参考とする写真の分析から私自身が撮影した写真と見比べることでの、発見や気づきがたくさんありました。同じ撮影しようとしても、まったく同じ撮影はできず、そもそも参考写真を分析し理解し、自分の中にどこがポイントであるかというところまでを落とし込めてないところではまだまだ、反省がのこる撮影でした。

ですが、真似るところから、新たな場所での発見やマンネリ化からの脱却、写真のスキル向上にと、日々動き出さずしては、得られるものも得られませんでした。

 

新たな取り組みにおいては、自信を持てずスタートすることが多いですが、それが一つ自信になるところに、自分が見えていた視野も広がり、見えてくるものも違って見えます。

今回は、取り組み、実践をすることで、たくさんのものを得ることができました。今後とも引き続き、参考写真をもとに、写真においての視野を広げていきたいと思います。

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