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市川店
マトリックス。
投稿日:2020/6/15
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私が小学生か中学生のときに金曜ロードショーでマトリックスを見た記憶があるくらいで、イメージに強いのは銃の弾を避けるシーンが頭の中に記憶として残っていたほどでした。
今回、マトリックスの映画の中に哲学的な要素が含まれているとのことで、この期間に改めて、見返してみました。
私たちが現実だと思っているこの世界が偽物だと思ったことはなかったが、マトリックスを見終わった後に、もしかしたら、今の現実が偽物かもしれないと考えることで、不思議な感覚に陥りました。
マトリックスが描き出していた世界には、視覚をはじめ、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感で感じとる現実の世界が仮想世界であることが描かれており、実際に今の現実世界が仮想世界であればどうだろうか?また、反対に、現実とはいったいなんなのか?と、哲学的に考えなければならない、内容でした。
そして、ここで明確な区別はできませんが、自分自身に現実とは何なのかという問いを投げかけてみました。自分が今、考える現実と相手が考える現実と、アフリカの子供が考える現実とアラブの石油王が考える現実は、全て異なっていて、またどれが正解でも不正解でもないということを感じました。
自分の考えている現実というのは、かなり視野の狭い考えだけのものであって、偏った現実であるということです。自分の人生、今まで触れてきた環境や考えてきた思考や、積んできた経験によって現実が構成されていますが、それは自分が現実だと思い込み、狭い視野だけで構成されている偏った現実であったのだと気づかされました。
マトリックスの世界観から感じるものは、いくら映画の中での構成だったとしても、私たちに考えることを与えてくれる映画であり、そもそも映画で深く考えたことがなかった点ではとても面白い映画の一つだと思います。今まで映画に興味もなかったですし、とにかくマトリックスのような映画はアクションに迫力があり、内容に関しては理解ができていなかったのでそこまで面白さを感じずでしたが、このように、映画で感じる部分が多ければ多いほど、映画が持つ影響力はすごいなと感じました。
いろんな映画を見て感じる内容で、視野が広がったり、知識が増えたり、表現力が豊かになったりと今の自分に必要な要素であると思います。私がマトリックスを見ながら、今回哲学的な内容として上げた部分は一部でしたが、視点を変えることでもっと違ったマトリックスの世界観を楽しめるのではないかと思います。
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