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GOOD WILL HUNTING/旅立ち

投稿日:2020/5/21

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GOOD WILL HUNTINGを見て感じたことは、愛情というのは永遠に途切れることがなく、愛情によって人の心を動かすことができるのだと思いました。結局のところは、愛なんだなと。

 

主人公であるウィルは、親からの愛情を注がれなかったゆえに心を閉ざしてしまいます。愛情を受けずに、虐待をも受けてきたため、ウィルは自身が生きていくために本能的に自分に起きている酷いことは自分に原因があると解釈していました。

最後の名シーンである、ショーンが繰り返す言葉である…

 

“お前は悪くない”

 

この言葉に、すべてが解かれていくような感覚になり、さらには私の心に、とても響きました。

ウィルの閉ざされた心の原因をつくったのは、ウィル本人ではなく虐待を繰り返す人に問題があるということ…自分を責め続けている、ウィルの心にショーンはゆっくりと寄り添い続けたことで、発せられた愛のある言葉だと思います。

 

私自身、我慢はできる方だと思います。しかし、その溜まったものを発散するところがないと自分でもどうなるかはわかりません。私とウィルを比べるものではないと思いますが、私自身は親の愛を存分に受けて育ってきました。ですが、私が保育園生から中学卒業までの間は、母が仕事の関係でほぼ家にいませんでした。それはもう寂しかったですし、我慢もしてきたと思います。すぐ会える距離ではなかったので、母の声が聞きたくても、聞けない時が何回もあったのを覚えています。保育園生から中学卒業までの期間はあまり思い出したくない思い出であり、なぜかわからないですが色で例えると、黒いもので覆われている感じです。そこで、我慢するということを覚えたのかもしれません。今でも、私は何か争いごとがあると周りの皆にはいやな思いをさせないよう、自分だけがその負債を負えば楽だろうなと考えます。そのような行動でいい思いをしたことはありませんが、なぜか繰り返し行ってしまう私の悪いクセのようです。振り返ると、環境やその時の状況を子供なりに感じ取り、我慢をしていれば迷惑にはならないという思いになっていたのでしょう。

 

このように、しみついてしまった考えというのは、そう簡単には変わりません。ですが、ここで私とウィルが大きく違うのは、親の愛情を受けているかいないかのことだと思います。私は幸せなことに親からの愛情をたくさん受けてきました。家庭環境はその子の性格、人生に大きく影響を受けます。私自身、性格が完ぺきではないですし、改善しないといけないところはたくさんあります。しかしまずは、自分自身が自分の性格を認めてあげなければならないと思います。このような性格である自分が自分であるということを…。

ウィルも、自分自身を素直に受け入れることがなかなかできていませんでした。そこで、そんなウィルの心を解いてくれたのがショーンとの出会いでありました。人との出会いを通して受ける愛情で心を動かされ、変化することがあるのかもしれません。実際、ウィルはショーンを通して愛情をたくさん受け、その愛情によって固く閉ざされていた心の扉が開こうとしている瞬間が何度も見られました。そして、実にその扉は開かれることになったのですから…。

ショーン自身もウィルと同じように心に闇を抱えていましたが、2人の心の距離が“愛情”というもとに縮まっているのを感じ、本当に愛情にはさまざまな表現方法があり、そしてその愛情によって永遠に繋がり、今後も決して無くなるものではないと感じた心温まる映画でした。

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