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市川店
やさしさと安心感。
投稿日:2020/5/21
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兄弟(姉妹)撮影をするときに、1人で撮影するソロ撮影より、人数が増える兄弟撮影の方が、お子様たちも普段の姿に近い形で、撮影しやすいのではないかと思います。
お互いの信頼からくる表情や動作には、いつもの姿が垣間見え、何ものにも変えることができません。
今回は、そんな弟くん思いのお兄ちゃんとお兄ちゃん大好きな弟くんの仲良し兄弟の姿がとても可愛らしい撮影でした。
表情ひとつをとってみても、そこにはやわらかい2人の関係からくる笑顔が表れています。
動作はすでに、お兄ちゃんの膝の上に弟くんが座り、弟くんを支えるよう、優しく包み込んでいるお兄ちゃんの姿も微笑ましいです。
その姿だけでも、暖かみを感じますが、写真の3分の1ほどの割合をしめる白くかかった前ボケでさらにやさしさと安心感をプラスさせました。彼らの表情に焦点を当てる意味でもこの前ボケがもつ意味が大きく表れてきます。
写真というのは、瞬間やタイミングももちろんですが、カメラマン自身が構成や状況を読み、ある程度自分の中に撮影の流れを把握する必要があります。
いざ、撮影となるとそれ通り撮影するのが難しくなることもありますが、考えて撮影するのとそうでないのとではあとから写真で見えてくるものが違くなります。
光・アングル・色味・配置・インテリア・衣装・小物など、写真を構成するうえで欠かせないものを、理解することで写真においての意味づけがなされてきます。インテリアと衣装の色味のバランスで、写真の構成が変わりますし、お子様の動きや仕草で、表現するものが変わってくるなど、改めて写真においての深さを感じました。
今回の写真は、インテリアがあまり写らないよう、あえてお子様に寄って切り取ったアングルですが、仕草や動きの面ではもっと、加えることもできたかなと思う部分があり、今後の反省点となっています。
兄弟(姉妹)撮影で出てきやすい、やさしさと安心感をもっと突き詰めるところに、また新たな発見があると思うので、引き続き研究していきたいです。
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