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市川店
視点を変えて見よう…。
投稿日:2020/3/21
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どういう場所でどう切り取って写真に収めるのかということは、シャッターを切るたびに意識されるものです。
同じ空間にいながら、場所を変えるだけで違った表現になり、さらには同じ場所にいても高さを変えるだけで表現が変わります。
そこでさらに、レンズ、絞り、露出、カメラの向きによっての表現の仕方が変わることで、得られるものも変わってくるのです。
そんな中で、今回の撮影は、少しだけ…視点を変えることで、表現された1枚になったのではないかと思います。
撮影された空間は、たとえカメラをどの位置から構えても撮影可能な場所になっています。いつもならば、彼と同じ目線の位置に立ち、望遠レンズを使い遠くから、アングルや構図を変えながら撮影することが多くあります。もちろん、アングルや構図が変わることで被写体が動かなくとも、違った写真にはなります。
しかし、今まではそこに面白みが欠けていたのかもしれません。
視点を変えてみよう…
その瞬間、私は広角レンズを手にし、いつもより高い位置から被写体を狙っていました。
シャッターを切りながら、いつもと同じ空間であるのに違った表現ができ、広角レンズが持つ面白さに気づくことができました。
広角レンズの特徴としては、写る範囲が広くなります。また手前のものは大きく、奥に写るものは小さくなることで遠近感が強調され、人間の目には表すことができない空間を切り取ることができるのです。
しかし、私が広角レンズを使用することで躊躇する点としては、奥行きを表現できるところに、奥行きへの歪みが生じ写真全体のバランスが崩れてしまうのではないかというところです。
市川店舗はその点、インテリア自体に縦や横の線が多くあるため、広角を撮ろうとすることで、バランスが保ちにくくなります。また、こちらの場所では、奥行きへの距離もあまりなく上に広がるよう広角で抜き、そこに天井から吊るしている天蓋で、背景となるインテリアの線を隠すことで、私が躊躇する歪みが見えなくできたのではないかと思います。
天蓋を使い、インテリア全てを覆ってしまうと平らな写真となりますが、天蓋の隙間からインテリアとなる壁が少し写ることで、広角で表現のできる、奥行きさとなる広がりを表現できたのではないかと思います。
次の試みとしては、市川店のインテリア全体、フロアー全体が入り込む写真を実践していきたく思います。
背景全体が広く写ることで、奥行きへの歪みのバランスを保つことが、難しくなると思います。
しかし、その撮影を通して得るものは、多くあるのではないかと感じます。
Photo Yoshida
coordi Oshikata
write Yoshida
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