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市川店
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写真に深く入ろう!
投稿日:2018/4/12
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ライフスタジオでは、よく写真の話しが成され写真から読み取ろうとする、写真分析がよく行われる。
写真分析を行う理由としては、まず写真としての構図、光、被写体、インテリアなど、その実際撮っているときには、気付くことができなかったその一瞬が切り取られたことによって後々、見えてくるものがあると思う。
カメラマンが瞬間を切り取ったときに感じた思いもそうだが、ほとんどが撮り終え写真として一枚になったときに感じることが多いと思うのだ。それは、イメージがカメラマンの中にあったとしても、初めて会う子供を撮影することがまずもって、イメージのできないことであると思う。また、その子がどんな性格で、どんな表情を見せてくれるかなど、イメージを持って挑んでもイメージ通りの反応が返ってくるとは限らない。
写真を見ていると、カメラマンがこの時どんな思いで撮影していたのか、アシスタントがどんな声掛けで子供がこのような表情になったのか、一枚の写真からさまざまな想像や発想を膨らますことができ、そこから私に考えるという行為を与えてくれるのだ。
では、その考え感じたことを言葉にだし、それを文書におこすことによって写真に対して明確になり、明確になったことによって新たな発見もある。自分の思いを文書におこすことで、こまかく整理され、客観的に私という存在を見たときに、今写真を見てどう感じたのか、どう思ったのかを再確認することができるのだ。
私にとって写真分析を行う理由は、一人一人の個性の輝きの現われであり、また考えるということで自分の中にあるものを言葉や文字として目に見える形に表して自分を出し、知ることだと考える。
今回、撮影された時間帯は15時過ぎ。
西からの光が差し込みオレンジ色の光が廊下を照らしていた。
彼女がいる位置は、廊下が続き3階のフロアーに入る前にある扉の前だ。
彼女が着ているダークグレーのドレスに、キャメルの女優帽。手前にあり、ぼかされているゴールドのワイヤートルソーなど、全体の色味が統一されている。そこから、写真に対して落ち着いた印象を与え、彼女が一本の花を手に持ちながら、そこに視線を送り、アシスタントの声掛けに素直に答えてくれるその表情やしぐさあっての、一枚である。
光にもさまざまな光があり、そのさまざま光で、写し出される写真は違ってくる。光が無くても、それもまた面白いことなのかもしれない。光で遊ぶことができたら、よりよいものに繋がりそう。今はまだ模索中だが、撮影を行うたびに、写真に対しての深さを学ぶ。
写真を見返すたびに新たな発見があり、それが課題として次につながるものになる。正解がないからこそ面白い。正解がないからこそ不安にもなる。
でも、ただ、パパさんママさんが「かわいい~」ただその一言だけでありがたく感じる。皆様に喜んでいただける、その写真を通して笑顔が生まれる。なんて、素敵なことだろうと…しみじみ思った今日この頃だった。
photo yoshida
codi sb-kim
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