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市川店
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おくりびと。

投稿日:2017/11/27

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日本の作法というのはどこまでも綺麗で美しく、丁寧であると改めて日本の文化の良さを感じた映画であった。

今回、おくりびとを見て、初めて納棺という死者を送り出す支度を目の当たりにし、

人の死を扱う職業は大変だなと思う反面、葬儀関係の仕事の見方が変わり、尊敬の念さえ感じる場面が多くあった。


 
実は私も、前職は最期まで看取る介護施設だったということもあり、

息を引きとられるまでのお手伝いや息を引きとる瞬間、

亡くなられた後までのケアを不足ながら何度かさせていただいた。


映画では、亡くなられた後の納棺までの仕事であるから、私が関わっていた仕事とは少し異なる部分はあるが、

生と死を身近に感じながら生きている職業としては似ている部分があるのではないかと思う。


私も、初めて介護施設で死を目の当たりにしたときは怖かった。

なぜかわからないが、ただ単に死を目の当たりにしたことに恐怖を感じてしまっていたのだと思う。

しかし、介護職員として看取るまでのお手伝いをさせていただきながら私は何度もやりがいを感じてきた。


看取りケアをさせていただきながら、何をしても納得のいかないケアで反省することが多かったが、

そのこと以上に入居者様本人やそのご家族様からの感謝の言葉にいつも報われていた。

その言葉を聞くたびに自分は、人の役に立てているのだと実感でき自分の居場所を与えられているような気がした。


やりがいを感じると、死に対するお手伝いをさせていただいていることがとても光栄なことに思えてきたし、

死に対してのとらえ方や観点が自分の中でも変化していくのを介護という仕事をさせていただきながら感じることができた。
 


今回の映画の中でも、

納棺師である小林にご家族たちが

「ありがとうございました。今までで一番綺麗でした。」

という感謝の言葉をのこされているシーンで私は、

この一言の言葉の重みを感じて、泣けてきた。

もちろん立場が違う分、この言葉の感じる重みも違うと思うが、この一言に乗った思いが深すぎて、

納棺師にとってこの言葉がどれだけ救われる言葉であるかというのも感じることができた場面であった。


それは私も微量ながら、経験してきた介護職で味わったのと繋がるものがあったからこそ、惹かれた場面であったに違いない。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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