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市川店
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旅。
投稿日:2017/8/28
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8月半ば休みをいただき旅に出た。
始めに向かった場所がある。
どこに向かったかというと、6年ほど前に介護職員として働きはじめた場所、そこですんごく、お世話になった人に会いに。
その人は私のお母さんみたいな人だ。
会った瞬間、涙が出そうになった。
雰囲気は、変わらない。
けど……
体型が激変している。
20㎏痩せたとか、話していたけど…
ほんとだった…
ショックも、大きかったけどせっかく会ったのに、私が涙なんか見せたら、悲しませる…
笑顔でいよう!って思った。
「かよ!変わってなくて、安心した〜。」
って、手で顔を覆いながら微笑んでくれた。
私は…
その横顔を見ながら、ひと回り細くなった腕に胸が痛くなる。
介護の仕事とは、そう簡単な仕事ではない。
私は4年半、介護職員として仕事をしてきてそう思う。
3kと呼ばれる仕事。
介護職員として働こうと決めた時、周りから賛成はされなかった。
「きついよ、絶対。下のお世話だよ…?」
いろいろ言うのは、簡単だ。
誰が世話するんだよ…
だったらあんたが、世話してから言えよって…
いろいろと思ったものだ。
それでも私は、介護職員として働きながらやりがいを感じてきた。
施設で生活される入居者様は、認知症の方がほとんどである。
私の名前を名乗っても、5分後には「あなたはどなた?」と聞かれる。
ご飯を食べても、5分後には「ご飯はまだですか?」と言ってくる。
トイレに行った後も、5分後には「トイレにいきたい!」と、繰り返される。
1日中、この繰り返しだ。
これだけを見て聞くと誰もが、大変そぉ〜…私にはできない…と言うのだ。
確かに、大変だ。
でも、それが当たり前で…
むしろ、当たり前だと思って接すると楽になった。
またなにより、私は入居者様の笑顔、家族様の感謝の言葉に何度も救われた。
そして今回、会いに行った職場の人にもだ。
入居者様の笑顔は、ほんとうに癒される。
入居者様からしたら、孫のような年齢だろう。私が話しをかけると「ずっと待っとったんや〜」と手を握って嬉しさを表現するのだ。
家族様は、私たち職員に声をかけてくださるなり、深々と頭を下げられる。
「いつも、ご迷惑をかけてすみません。何かあったら言ってくださいね。またよろしくお願いします。」
こちらが、「いつもありがとうございます」と頭を下げなければならない立場であるのに、全ての家族様が私たち職員に感謝の言葉を残されるのだ。
そして、職員。
なんだかんだ言いながらも、第一に考えているのは、皆入居者様のことだった。
今回会いに行った、私のお母さんみたいな人もそうだ。
お母さんみたいな人と一緒に働いた期間はたった2カ月だった。
でも、その間ずっと私のお母さんのように心配してくれ、何かあった時には、親身になって話しを聞いてくれた。
そんな、お母さんみたいな人も、どんなことがあろうとも第一に入居者様のことを考え、思いとどまってきた。
人手不足で、毎日が残業らしい。
休みの日には、一歩も外に出るのが大変なくらい、体が弱っているそうだ。
もともと、体が強くないのは知っている。
そんな、
お母さんみたいな人が、
久しぶりにあってみて…
激変していたら…
直視できないよって…。
一緒に働いていたとき、シュレック!シュレック!とからかっていた姿が消えていた。
そこまでして、やる仕事なのかと思ってしまった。
そりゃ、
思ってしまうよ…
あんな、
姿みたら…。
でも、
お母さんみたいな人は、話していたのだ。
一緒に働く職員の中に、いるのだと。
本当に分かり合える人が。
その人がいるからこそ、その人のためにも頑張ろうと思うしね!と。
人の存在って、そんなにも大きいものかと思った。身を削ってまでも思いとどまれる、存在がいる。
私もその一人であると聞いたとき、嬉しくなった。
6年前、共に働き、今も連絡を取り合いながらお互いのことを気遣い合える、そんな人と出会うことができて人生捨てたもんじゃないなと思った、旅の始まりだった。
始めに向かった場所がある。
どこに向かったかというと、6年ほど前に介護職員として働きはじめた場所、そこですんごく、お世話になった人に会いに。
その人は私のお母さんみたいな人だ。
会った瞬間、涙が出そうになった。
雰囲気は、変わらない。
けど……
体型が激変している。
20㎏痩せたとか、話していたけど…
ほんとだった…
ショックも、大きかったけどせっかく会ったのに、私が涙なんか見せたら、悲しませる…
笑顔でいよう!って思った。
「かよ!変わってなくて、安心した〜。」
って、手で顔を覆いながら微笑んでくれた。
私は…
その横顔を見ながら、ひと回り細くなった腕に胸が痛くなる。
介護の仕事とは、そう簡単な仕事ではない。
私は4年半、介護職員として仕事をしてきてそう思う。
3kと呼ばれる仕事。
介護職員として働こうと決めた時、周りから賛成はされなかった。
「きついよ、絶対。下のお世話だよ…?」
いろいろ言うのは、簡単だ。
誰が世話するんだよ…
だったらあんたが、世話してから言えよって…
いろいろと思ったものだ。
それでも私は、介護職員として働きながらやりがいを感じてきた。
施設で生活される入居者様は、認知症の方がほとんどである。
私の名前を名乗っても、5分後には「あなたはどなた?」と聞かれる。
ご飯を食べても、5分後には「ご飯はまだですか?」と言ってくる。
トイレに行った後も、5分後には「トイレにいきたい!」と、繰り返される。
1日中、この繰り返しだ。
これだけを見て聞くと誰もが、大変そぉ〜…私にはできない…と言うのだ。
確かに、大変だ。
でも、それが当たり前で…
むしろ、当たり前だと思って接すると楽になった。
またなにより、私は入居者様の笑顔、家族様の感謝の言葉に何度も救われた。
そして今回、会いに行った職場の人にもだ。
入居者様の笑顔は、ほんとうに癒される。
入居者様からしたら、孫のような年齢だろう。私が話しをかけると「ずっと待っとったんや〜」と手を握って嬉しさを表現するのだ。
家族様は、私たち職員に声をかけてくださるなり、深々と頭を下げられる。
「いつも、ご迷惑をかけてすみません。何かあったら言ってくださいね。またよろしくお願いします。」
こちらが、「いつもありがとうございます」と頭を下げなければならない立場であるのに、全ての家族様が私たち職員に感謝の言葉を残されるのだ。
そして、職員。
なんだかんだ言いながらも、第一に考えているのは、皆入居者様のことだった。
今回会いに行った、私のお母さんみたいな人もそうだ。
お母さんみたいな人と一緒に働いた期間はたった2カ月だった。
でも、その間ずっと私のお母さんのように心配してくれ、何かあった時には、親身になって話しを聞いてくれた。
そんな、お母さんみたいな人も、どんなことがあろうとも第一に入居者様のことを考え、思いとどまってきた。
人手不足で、毎日が残業らしい。
休みの日には、一歩も外に出るのが大変なくらい、体が弱っているそうだ。
もともと、体が強くないのは知っている。
そんな、
お母さんみたいな人が、
久しぶりにあってみて…
激変していたら…
直視できないよって…。
一緒に働いていたとき、シュレック!シュレック!とからかっていた姿が消えていた。
そこまでして、やる仕事なのかと思ってしまった。
そりゃ、
思ってしまうよ…
あんな、
姿みたら…。
でも、
お母さんみたいな人は、話していたのだ。
一緒に働く職員の中に、いるのだと。
本当に分かり合える人が。
その人がいるからこそ、その人のためにも頑張ろうと思うしね!と。
人の存在って、そんなにも大きいものかと思った。身を削ってまでも思いとどまれる、存在がいる。
私もその一人であると聞いたとき、嬉しくなった。
6年前、共に働き、今も連絡を取り合いながらお互いのことを気遣い合える、そんな人と出会うことができて人生捨てたもんじゃないなと思った、旅の始まりだった。
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