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市川店
scrollable

動き。

投稿日:2017/6/28

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子供は何をしていても可愛いと思う。

行動、しぐさ、表情、言葉、また笑って、泣いて、怒った顔も可愛いと思えるのは子供ならではの特徴なのだろう。その子供ならではの動き、ひとつひとつがまた見る私たちを翻弄さえしてくるのだ。

市川店3階のインテリアには窓際にベッドが置いてあり、天蓋カーテンが吊るしてある。

子供たちはベッドを見つけるたび、トランポリンのように飛び跳ねてはキャッキャッと言ってはしゃいでいる光景をよく目の当たりにする。

この彼女もその一人であったかもしれない。

彼女の表情から撮影への緊張はなく室内で楽しめる新しい遊び場を見つけ、彼女らしさの表情を切り取った1枚であると感じた。


また私がこの写真を見たときに感じた動きと光について少し話してみようと思う。

動き一つとってもさまざまな動きの表現があると私は思う。

ただ動いている被写体を収めることも一つあるし、躍動感あふれる被写体を収めるのも一つある。また表情がほころびその子らしさのしぐさ一つとっても動きを表現するものとして捉えることができるであろう。

彼女が天蓋カーテンにしがみついているしぐさに動きが感じられるのには、レースで透けているカーテンが折り重なることによってカーテンならではの動き質感が表現されている。またレースで透けているカーテンだからこそ、彼女の手の動きにも注目がいき、触れていて気持ちのいいであろうカーテンの肌触りが見る私にも伝わってくるのだ。

この時、夕方ぐらいの時間帯だったであろう。

後ろから入ってくる自然光の光がインテリアである窓の冊子を一部消している。これも光の動きを利用して光が強く入る部分が一部消えたように見えているのだ。

彼女の背後から入ってくる光は、彼女を照らし女優帽から少しはみ出した髪の毛1本1本にも動きを与えている。また女優帽はつばが広いため普通にかぶるだけでもつば自体が湾曲する。つば自体に光の動きが表現され、さらに女優帽ならではのエレガントさが増している。

なんといっても、彼女の表情に目が行くのには彼女の頭の上部が少し切れるぐらいのフレーミングであるため、表情が強調される。またカメラからの視線を外すことによって見つめる視線の先になにが繰り広げられているのかと様々な想像をかき立てるのだ。


写真1枚1枚にもつ意味がそれぞれある。

たくさんの写真を見るたびに意味するものが深くてわからなくもなる。

しかし見る私が、被写体やカメラマンの意図した感情や思考を思い起こさせた時、その写真が意味をなすものの1枚としてあげられるのではないだろうか。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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