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市川店
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秩序を乱し

投稿日:2018/10/31

1204 1

【Title: 秩序を乱し】
F:f/2.8】
【Shutter speed:1/100s】
【ISO: 250】
【焦点距離:95 mm】

観念は空想的であり抽象的だ。
しかし,観念を具体化することは可能である。
抽象的な観念を具体的な事物に変えて表現することが観念を具体化させるのだ。

写真も同じだ。
写真という結果が出るまでは全ての行為が観念にすぎない。
撮影者は,撮影する前に数多くの観念を持って撮影に入る。 そして,その観念を具体的に表現しようとする。

撮影とは,空想的で抽象的な観念を具体化する作業である。 
撮影に入る前,私たちはあうイメージを描きながら撮影に入る。 例えば七五三撮影の場合,着物とそれに合う小物(和傘,かばん)を用意する。 小物の活用と描いているイメージの基準を持って写真で表現する。 このような観念的なイメージを具体的につなげていくことを,私たちはレパートリーあるいはストーリーと言う。

もちろんこのようなレパートリーやストーリーは先輩たちが撮った写真から学んだり,雑誌や写真集などを通じて習得して行くし,撮影という反復的な行為を通じて自分だけのものに作っていく。

しかし,このような一連の過程が持続的に繰り返され,慣れてくると,結局固定観念というのが定着し,観念とイメージも固定化してしまう。 入学記念といえば"ランドセル"というイメージが浮かぶが,他のイメージは考えられないように遮断してしまう。

七五三=着物
着物は静的である。
静的なのは最大限動きは制限されることにつながる。
結局,このようなものが私たちの想像力を制限し,固定観念を作り出す。

しかし,こういうことから自由になるためにはパターンに変化を与え,秩序を乱し,果敢に新しいものに挑戦するのが必要である。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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