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市川店
【良い写真とは何か?】
投稿日:2018/9/30
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【Title: 良い写真とは何か?】
【Sub Title: 疎通と表現は、コインの両面に似ている】
【F:f/2.8】
【Shutter speed:1/100s】
【ISO: 200】
【焦点距離:75 mm】
いいという言葉はとても曖昧で私たちの質問、『良い写真は何か?』という質問に何も役に立たず,いいという単語を明確で具体的に再定義しなければならないかもしれない。
私たちは皆各自他の顧客をお互いに別の理由で撮っている。
私がカメラを握る理由、あるいは私に撮影をする理由も確かに別のカメラマンとは異なると思う。
しかし、私たちは皆カメラを握って何かを話したがっている。
あるカメラマンは情報を交わそうとする、またあるカメラマンは被写体に感情的反応を引き出そうとし、両方とも望んだり、その他の何かを追求するカメラマンもいるかもしれない。
とにかく私たちはみんな何かを見せたいという欲求がある。カメラを握った瞬間『こっち!見て!』と話をかけているかもしれない。 そしてこのような行為が持つ意味は写真を通じた疎通と表現だ。
【疎通と表現は、コインの両面に似ている】
疎通を理解してもらうのであれば、真正性を持って一番強力な方式で外部に表出することに優先順位を置かなければならない。 勿論一番理想的なのは疎通と表現二つとも満足する写真を創造することだ。
しかし、シャッターを切ってカメラを下げておく創造の最後の瞬間が終わったら私たちはこれ以上何もできなくなる。 表現が終わってその写真に対する解釈は完全に観客の役割であり、カメラマンの統制を越えている。 言い換えれば、表現が終わった時点でまともに表現したことを確信することはできても、疎通はそれほど簡単な問題ではないということだ。 表現は一人がするものであり、疎通は二人以上がなければならない。
良い写真を創造することが何を意味するのか定義を下すために、私たちが理解しなければならないことなどがある。 私たちの目的はカメラマンとして何かを表現して他の人と疎通をすることだ。 そしてそれを表現するために、努力する。 ただ、いるそのままの姿を記録するカメラマンはない。
写真を撮る行為には何を含めるのか、どの瞬間を選択するのかについて私たちに決断を要求する。
カメラマンとして私たちはその日の感情、その瞬間、その日集まった人々の反応と関係を通じて自分だけのイメージを作り上げてそれらを表現する。
一般の人たちは、意思疎通やスキンシップを通じて感情を交流したり交感している。しかしカメラマンはちょっと違う。 被写体を観察して、分析して、写真という結果で感情を交流し、交感し、その瞬間を記憶する。
そしてその瞬間を記憶するため、シャッターを切る。
私たちは1日何10回もいや数百回シャッターを切る。
アンリ・カルティエ=ブレッソンが言った決定的な瞬間を作るためだ。
時によってはその瞬間を逃したことも、時によってはその瞬間が来るときもある。
ここで重要なのは私が表現したいことを強烈で、明確に表現して被写体と疎通を通じてその瞬間を記録することだ。
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