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市川店
【Inference、類推】
投稿日:2018/8/16
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【Inference、類推】
【Title:光】
【Sub Title:光は色をもって、変化する。】
【F:f/5.6】
【Shutter speed:1/50s】
【ISO: 105】
【焦点距離:42m】
『類推』:同様の性質を引き出して推定すること。
『推測、推定』:現在、過去、未来の出来事を事前に考えて忖度する。
『予測、予想』:現在、過去より未来のことを事前に考えて忖度する。
写真で表現できる類推とは何だろう?
似たような性質を引き出して推定する。 つまりもう一度解いていえば、算数の正解である1+1=2になることではなく1になることを意味していると思った。 もちろん、写真で表現するための撮影者としての解釈だ。 そして周りを見ながら考えてみた。 1+1=1になるものについて、似たような性質ともう一つの似たような性質が集まって他の一つを引き出すこと、そしてそれのメインになるものが光にならなければならない。
光を分離させてみよう!
大きくは自然光や人工光、そして自然光の中でも太陽光、星の光、月光、もっと繊細に区分すると、時間と季節による温度の変化と色の変化などに区分もできる。
人工光はライフスタジオでよく使う蛍光灯、白熱灯その以外にも、ストロボ、LEDなど数え切れないほど羅列もできる。
まずは似てるものを集めてみよう!
太陽光の夕焼けは赤みを持つ。
LEDの電球は白く輝く。
被写体の後ろから入る夕日と被写体の影の前にあるLEDは光という同じ性質を持っている。 そしてそれを足してみる。 一つの1ともう一つの1を・・・
赤い夕焼けとLEDの白い光がアイロニーにも黒い影という、もう一つの光と1を作り出す。 1+1が1なる瞬間だ。
私たちが撮影して表現する写真75カットすべてを商業写真と定義することはできない。写真大辞典にも書かれているようにライフの写真は、複合的な要素が混ざっており、その複合的な要素が一つの写真で表現されている。
撮影者が最も注意深く考えなければならないものはアングルも、スキルも、撮影者の意図も、光もない。 もちろん、よく写真は光で描くものだと語る。 しかし、それよりもっと重要なのは想像力であり、想像力をもとに、創造して、それを表現して説明するものだと思う。
類推のポイントは、撮影者が持っているすべてのことを(知識、経験)総動員して、もう一つの世界を創造させて表現することだ。 そうすることによって新しい1が生まれると思う。 私たちはもう一度考えてみなければならない。 私たちが新しい1を作り出すために何をしているのかをお客様がスタジオを来店した時、私たちが見せられる1について・・・
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