自分に問いかける【なぜ？】という質問に対して答えが出せないと、その先の道は見えない。

数多い方法論が書かれている本を読んでも、有名な経営者や億万長者の成功ノウハウを学んでも、

自分自身に合う方式と方法を見つけられるという保障はない。
これは当然なことだ。
 

服用する薬がその人の体質に合わない場合もあり、

ましてや、他人の生き方が自分に合うなんていうことはなく、合わなくておかしいというものではない。
 

問題は自分が【なぜ?】という言葉を全く自覚出来ていないからだ。
自分がなぜそれをしたいのか･･･
なぜそれを望んでいるのか･･･
なぜそのようになりたいのか･･･
なぜその道を行こうとするのか･･･
このような質問に対して深く思考しないで、明白に把握できなかったからだ。
 

自分の【なぜ'？】という疑問に明白な回答を提示することができれば、全てのものは簡単になる。

どういうふうに進むべきか、わざわざ他人を真似しなくても良い、すでに自分の道が目の前に明確に見られるからだ。

残ったのはその道を黙々と歩いて行くだけだ。

ニーチェの言葉8章を読みながら考えてみた。
模倣こそ創造の根源であり、太陽の下には新しいものがないという言い訳で私たちはあまりにも簡単に誰かを真似する習慣を持っているようだ。

【なぜ？】について悩んで深く思考する努力こそが自分の道を探す最善の方法の一つであると考える。