Staff Blog
市川店
photo.11
投稿日:2016/11/28
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ストーリーと言うものは一定な筋書、つまり物語りを持っていることを言う。
スタジオで私たちはいつも 75カットが一定なストーリーを持たなければならないと口癖のように言う。シーンとシーンが一つの物語を持ちながらつながることができる撮影、シーンとシーンが断絶されないことが結局は一つのストーリーを持つようになるのである。
しかし 75カットを並べてみるとシーンとシーンの間が柔らかく繋がれることができずに断絶される感じを受ける場合が多い。もちろん撮影空間の変化またはコーディネートの変化で来る異質感は生じてしまう。しかしこのようなものは写真のバランスとストーリーに大きく影響を及ぼさない。
他に私たちはたまにシーンをやんわりと連結させるためにイメージカットという装置を使ったりする。 このようなイメージカットは一つの物語が終わってまた他の物語の始まりをお知らせするシーンとシーンを連結させる媒介の役割もする。
しかしここに家族写真というテーマが与えられると断絶を越えてまるで他のもの語りをしているような感じを受けたりする。 ストーリーの中心にならなければならない家族写真がまるでストーリーを害していることのように見えたりする。
何が問題であることだろう?
たぶん撮影のメインが子供と思ってしまうからだ。
私たちが持っている固定観念は撮影のカット数が多い子供が結局メインだと思ってしまったりして家族写真はただサービスカットくらいに考えてしまうからだ。 だから当然子供と家族の関係性を表現しようとするよりは事物と子供との関係性にもっと集中しようとする。
もちろんストーリーを作り上げるためには事物と子供との関係を適切に構成することは非常に重要である。 しかしそれよりもっと重要な家族との関係を除いて一つのストーリーを作るということは不可能であることです。
だから私たちは悩まなければならない。
75カットというストーリーをどのように一枚一枚やんわりととかしておくのか、そしてその中で家族写真の持つ意味は何なのか、それをどのようにストーリー化させるかに対して11月主題写真を通じて深く悩んでみて、深く考えてみたらと思う。
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