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3月のフォトジェニック

投稿日:2010/4/24

1972 4

"良い写真(構図)とはただ熱心に被写体を見る方法だけである。 したがってこれはすべての創造的努力と同じように一人一人の成長と関連することなので教えられることはできない。"という話があります。 実際に決まった構図というものはなく、教えることも教えてもらう事もできません。撮影者一人一人の感性により自由に構図を捉えられる事ができるからです。 写真に収めることは対象が千差万別であるから当然写真の構図も千差万別でなければなりません。 上の写真は3個の白椅子で構図を考えセッティングし、ホワイトのドレスの被写体..そして後方の照明で無限の空間を表現しようとしました。多少人為的で逆光という光の設定を右側に照明をもう一つ設置することにより自然に光を調節しました。 言い換えるとまず背景と服の色を一つの調和のための要素として作用するようにした後、それから与えられた空間をよく表現するために光の方向に合わせて瞬間的でありながら、意図的な構図を捉えました。 しかし'良い写真'とは構図と光の設定が良いからといっても表現されるのではありません。 構図と光のためのセッティングはその過程の一つであって'良い写真'の定義ではありません。 それでは'良い写真'に近づいて行くために必要な努力は何でしょうか? 冒頭で説明したようにカメラマンの感性が必要です。 カメラを通じて,被写体を眺めた時、その流れに合わせてシャッターを押すことができる力がまさに感性だと考えます。 そして撮影者と被写体の交感が重要です。 ある程度の交感が形成された時、被写体は撮影者が願うポーズを取ってくれるからです。 そしてその交感の上でお互いに対する信用というものが出てくるようになります。 この信用という物はお互いに楽しく撮影することができるようにする重要な部分であり、ここでシャッターチャンスが出てくることになります。 設定したポーズよりさらに完ぺきな被写体から自然に出てくる瞬間的なポーズがそれです。 構図と背景の設定,光の設定,カメラマンの感性,そして被写体との交感...等「良い写真」を表現するための構成要素は多くあります。 上で述べたように誰に教えたり誰からか習ったりという事には限界があります。 撮影者と被写体が互いに幸せだと感じる写真を撮るためには常に考えて挑戦し、悟って習得しなければならないと考えます。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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人を、人生を写しています。

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