フォトジェニック


Photogenic
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2020年4月のフォトジェニック

投稿日:2020/5/27

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Lifetuido sendai

Photo:gomei
Codi:chiba

Title: おつかれさん。

 

毎日のどから手が出る程に正解というものが欲しく、それができないことは重々わかっているので、悩みの尽きない日々を過ごしています。

「どんな写真がいい写真か?」と聞かれても、

「目的によって…ごにょごにょごにょ」と答えます。

なんとも煮え切らなく、また悩んでいく繰り返しの中に生きています。

 

自分の今後の人生についても考えます。

何がしたい?

あれもしてみたいし、これもしてみたい。

ああでもないこうでもない。

こんな時が一番生きているなーと実感をするような気がします。

ありがたいことにやりたいことが見つからないわけではなく、やりたいことが沢山あるから悩む。嬉しい悲鳴がここにあります。

正直に言うと人生のキャリアプランなんてものは微塵も持っていません。せいぜいあるものといえば5年先までにこんなことができてたらいいな。と思う程度の、希望しかありません。

でも現実は色々なことを暴風雨のようにいろんなものを巻き込みながら、生身の私にぶつかってきます。

毎度飛ばされないように、じっと立ち向かうことが精いっぱいで、はたから暴風雨を回避できるような考えは、まだ32歳の私にはできません。

ブワーっとことが過ぎ去るまで何とか凌いで、生きるほかないのです。

それで、毎回自信と疲労感を得る。

 

こんなことをたまたま写真を見返しているときに感じたのです。

ここ最近の自身の写真分析は持論展開してだからこうしたああしたと書くことが多いが、正直私はこの写真の細かな設定などは全く覚えていません。

撮影の状況に必死だったといえばそれまでですが、なんか写真を見て思うのです。

 

この撮影は最後にママお手製のスマッシュケーキを持参いただき、撮影をしました。

ですがキレイ好きだったらしく、クリームが付くのも泣いて嫌がり、ゴロゴロ全身を使って暴れて、それでもクリームをつけられ、また泣いて。

させたいとしたいが反比例していく撮影でした。

とにかく何度もケーキを食べてもらうためのトライをスタッフ、親御様力を合わせて取り組んでいたのですが、結果としてピンタレストで見るような、ぐしゃぐしゃに汚れながら食べることはありませんでした。

一見失敗に見えるのですが、なんかほっぺにクリームをつけられ、逃げ回り、つかまり、もみくちゃになり、おかげで髪はぼさぼさに。

色んな小さな要素が一つの写真の中にまとめられると、それはそれで一日を物語るような、なんだかクスッとしてしまうような。

 

彼女はまだ1歳ですが、彼女にしてみたらフォトスタジオにくることも、スマッシュケーキをすることも、予期せぬ障害/課題なわけで、何とか抵抗しながらいてくれているわけです。

なんかそんなことを考えていると、自分の心境ととてもリンクしてしまい、今回はこんなことを書いてみようかと。

大人になればできることが増えてだんだんと生きやすくなっていくのかな?なんて考えていましたが、大人になった今、そんなことは全くなく、その時々の色んな事に吹き飛ばされないように、踏ん張るのみです。

そういう意味では、1歳も32歳も変わらないので、結局は今を生きることが一番大切なんだなと思いました。

 



※今回の「4月のフォトジェニック」は内部スタッフ投票 → お客様投票で選ばれた写真となります。
※今回のフォトジェニックに関するお客様投票イベントの結果は以下のリンクをご確認ください。

https://www.lifestudio.jp/magazine/photogenic/174016

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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