店舗フォトジェニック集
Photogenic
手段と目的
投稿日:2024/11/30
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@Yokohamaaoba
Photo Takuma Oto
Coordi Ririko Matsuzaki
私がライフスタジオに入社する前、とりあえずカメラを使って仕事をしたいと思い、いろんなスタジオの写真を見ていました。
そこで目に留まった写真がライフスタジオのホームページにあるものでした。
ライフスタジオの写真の印象は「光がきれいだな」という印象。
入社してからカメラのことや写真のことをいろいろ学んで、少しだけ奥深くまで考えられるようになりました。
入社前に思っていたことは間違いではないけど、すこし足りなかったなと感じます。
ただ単に光がきれいなだけではなく、被写体をより美しく写すために被写体にあった光を使っているということ。
僕が感じたほかのスタジオとの違いはここだったのかとカメラを握って2年くらいで強く実感しました。
この写真はハーフバースデーでスタジオに来てくれた赤ちゃん。
ふわふわのもちもち魅惑のボディをおもちでした(笑)
きょうだい写真終了後すぐ眠たくなって、おねえちゃんのひとりの写真を撮影している間お昼寝をしててもらい、そのあとの撮影。
若干寝足りなくて眠かったのか下唇をはむっとし始めました。
あかちゃんに多い癖なのか、下唇をかむ子、たまにいますよね。
そのお口がとってもとっても好きなんです、、!
そんな仕草とオムツ姿のもちもち感を表現したい。そう思いました。
お昼過ぎのスタジオ、温かい光が直接差し込んでいました。
直接その光を使うとコントラストの高い写真になってしまいます。
赤ちゃんのふわふわな肌感を出すために反逆光で、柔らかく光を使います。
余白にキラキラの前ボケを入れトリミングをして彼の魅力をぐっと詰め込んだ一枚になりました。
写真を撮る際、いろんな表現方法がありますが、あくまで被写体をより美しく写すためのものです。
人を型にはめて撮影をするか、型を人のために使うか、で写真の質が全く変わってくると思います。
被写体に合わせて魅力を引き出すために、自分の持っている引き出しを使う。
手段と目的が入れ替わってしまわないように、気をつけなければと再認識しました。
これからも考え続けていきます。
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