店舗フォトジェニック集
Photogenic
想像を創造してどうぞ。
投稿日:2022/3/20     更新日:2022/3/20
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写真の出発点は、規定から始まる。規定が重要だ。
「写真とは〜である。」ということを自分の中で決める。ということだ。
そして、規定した写真をどうやったら表現しようか?と悩むことが写真の楽しさである。
例えば、「写真は成長を記録することだ。」と自分の中で規定したとする。
次に規定することは「成長」と「記録」という単語である。
成長とはなにか?記録とはなにか?ということである。
成長は「できないことができるようになった状態」と規定したのならば、それは顧客に対してどのような状態なのか?とまた規定しなければならない。
そして、それを自身の想像力と写真の技術で創造をすることで1枚の写真に表現されるという過程がある。
このような過程において、もっとも重要なことは「誰かに決めてもらうのではなく自分で決めること」であると私は思う。
この1枚は「写真とは抽象的なイメージの集合体である」と規定したところから出発している。抽象的とは、概念や意味をはっきりさせないことで、逆に幅広い概念や意味を持たせることである。と私は思います。
抽象的を例えてみると「自分らしい人生の扉を開いていこう!」という言葉は、とても抽象的です。具体性がなく「?」となりますが、このような言葉をよく考えてみて下さいと言われると自分だけの概念や意味が作られていきます。
自分が困難にぶつかってうまくいかなかった過去を振り返る人もいるかもしれないし、今よりももっとやりたいことを実現している未来を考える人もいるかもしれません。
抽象的から具体的に繋がっていると私は思います。
つまり、抽象的なイメージは、私たちの持つ感覚や想像を呼び起こすスイッチです。
この写真の抽象的なスイッチは・・・・・?
①着物の袖を見つめる女の子
②抽象画がデザインされたロールスクリーン
③遠近感のない空間
④斜めに写り込んだもう1人の被写体
⑤淡い色の持つ心理的効果
⑥中心下部にある光
このような抽象的なイメージの集合体によって、この1枚の写真は撮られています。
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