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あなただから。

投稿日:2024/10/31     更新日:2024/11/16

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coordi by Narumi tera

photo&Write by Tatsuhito goto

 

この写真は自分自身がライフスタジオのカメラマンとしてまた1つ前に進めた、そう思えた1枚です。

 

やはり同じスタジオで何年もカメラを握るとどうしても同じような写真を撮ってしまったり、

考えずにシステム的にシャッターを切ってしまう瞬間が誰しもあるのではないかと思います。

 

それが悪い事だとは思いません、その分安定した質の写真が撮れることに違いは無いと思うので。

ただ、それが癖になってしまうとどのお客様、どの状態の子供でも決まった形じゃなきゃ撮れないカメラマンになってしまうと思います。

 

自分もそういった不自由な時期がありました。

 

Volvoさんからも、もっと自由に撮ってみなよとアドバイスをいただくこともありました。

 

自由に撮るとはなんだろうと考え、私が行き着いたのは、ガチガチの指示をやめてどんな動きも一旦見守り子供の動きに合わせてシャッターを切るように意識するということでした。

 

そこで気づきます、子供動きに合わせて自由に取るには瞬間的に画角の整理をする必要がある。

この瞬間の画角整理をするにはまず、インテリアを知らなきゃいけない、普段から撮っていた角度とは違う、ハイアングルや、ローアングルなど様々角度から角インテリアを見るようになりました。

 

そういった普段と同じものを新しい目で見ることをし始めてから、ライフスタジオのカメラマンとしてまた1つ前に進めたような感覚でした。

 

自分自身が自由じゃないと、子供たちを自由にさせてあげることは出来ない、そう思います。

 

いかに子供たちを自由にしてあげつつ、美しい写真を撮るか、いつもとは違う、その子じゃなきゃ撮れない、そんな特別な写真を求められているのではないかと思います。

 

この写真も彼女でなければ撮れなかった1枚だと思います。

私がした事は本を渡して、棚において開いて見ててとお願いしただけです。

 

その後の動きや、手のポーズなどはすべて彼女発信のものでした。

 

この彼女の動きと、自分の想定が上手いこと重なり生まれた1枚です。

 

同じ写真は二度と撮れないと思います。

 

あの時あの瞬間、コーディネーターがなるみんだから生まれたこの空間、そしてこの子、

どれかひとつが違くても生まれなかった1枚だと思います。

 

こうした一期一会、一瞬一瞬を大事にしていきたいです。

 

 

 

 

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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