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【小春日和に咲く花】

投稿日:2024/10/22

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coordi by Fumiya miyazaki

photo&Write by Tatsuhito goto

 

〜小春日和〜

晩秋から初冬の暖かくて穏やかな天気のこと。

 

この写真の撮影日はまさにそんな天気でした。

所沢店には自然光が入る和室のインテリアがあります。

このインテリアは今の時期、お昼過ぎ頃から夕方にかけてとても綺麗な西陽が差し込むようになります。

今の季節限定、この時間帯限定のこの光をうまく使って究極的に綺麗な和室の写真を撮りたいと考えて撮影した一枚です。

とても綺麗な光ですが光量がかなり強い&被写体に直接当てると白く飛びすぎてしまったり、インテリアとの露出差が出過ぎてしまったりなど、使い方を間違えるとただの難しい光になってしまうと考えていました、なのであらかじめこの光は反逆光で被写体の輪郭や着物の柄を綺麗に見せるように使おうと決めていました。

画角もあらかじめ決めていました。

和室の写真というのが一目見てわかるように、画角に無駄がないように掛け軸や、障子、花瓶の位置、自分がどの位置、どの高さで撮るか、すべて決めてから撮影に挑みました。

ですが、実際に子供がそこにきて、カメラで画角を見ると全体の見え方や被写体への光の当たり方が少し違ったりなど細かい修正点が目につきました。

その際にいかに素早く問題点を修正しに動くか、もしくは子供の状態などを見て本来の想定を捨てて次のプランにシフトして撮影を進めるか、この判断を瞬時にすることがカメラマンには求められると思います。

今回の場合は被写体の女の子がかなり上手で、コーディネーターのみやくんとも仲良しになっていたので、修正に時間を使えると判断して即座に障子の開き具合や光の当て方を修正することができました。

あとは被写体の彼女の動き次第、ここですかさずみや君が彼女に提案をする、その楽しげな提案に乗るように鞄を開けようとする彼女、すべてが整った瞬間だと感じました。

シャッターを切った瞬間、和室に花が咲いたのではないかと思うぐらい美しい彼女が自分の目には映っていました。

事前の準備や、被写体の彼女との関係や、コーディーとの連携、

どれか一つでも欠けては撮れなかった一枚だと思います。

みんなへの感謝を忘れずに、また成長した彼女に会えるのを楽しみにしています。

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