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写真分析‘非日常に溶け込む

投稿日:2021/4/23

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Tokorozawa photo 

photo by Natsuko . Codi by Aimi

 

 

所沢のテラスが改装され、約2ヶ月が経ちます。

もとより、光がよく入り、明るく美しかったテラスに、整理された緑とインテリアが配置されました。

同じ場所とはいえ、広くなり構造も変わったので、カメラマンとしても、コーディネータとしても、毎度どう撮るのか、どうコーディネートするのがいいのかとワクワク感と悩みが尽きません。

 

自分はインテリア工事に参加するのは二度目です。

一度目は、去年の4月に行ったドライフラワーの部屋。そして二度目がこのテラス。

入社してすぐの時に、インテリアは全部スタッフの手作りなんだよ、と教えられ半信半疑でしたが、1から壁を壊し、そして作っていく姿を去年目にして、とても驚きました。

去年の4月は、入社して本当に間もなかったので、ただ「すごいなぁ」「大変だなぁ」という気持ちと、ここで新たに生まれる写真と物語に、なんとなくワクワクしていました。

 

しかし、1年スタジオで働き、そしてカメラマンになって参加するインテリア工事はまた視点が変わったという自覚がありました。

物の細かい配置や大きさ、色み、テイスト、、どんな小物があるのか。光の向きは、被写体はどこに来てもらうのか、、、どうやって撮影しようか。

被写体をこの場所に溶け込ませるには、どういう衣装を提案すればいいのだろうか。どう自分が動いたら安全だろうか。

 

入社して間もない頃、1から教わったコーディとしての振る舞いが、また新たな場所にて、自分で復習しながら積み重ねていく様な感覚もあり、

そして、「自店舗の改装をする」ということ自体に、所沢店の一スタッフとして、コーディネーターとして、カメラマンとして、自分の責任感と、そして本当の本当にそこにある物を1から組み立てることで、お客さんを巻き込んだ「撮影」という作品を作れるということに開放感と自由を強く感じました。

 

たかが一つのインテリアの工事かもしれない、ですが、出来上がりを想像しながら作業に全うする時間、小物を探している時間、すべての時間を通して、私は完成された一枚の写真ではなく、一スタッフとしての自由を感じたのです。

 

ライフスタジオは、とても自由です。

撮影において、ライフスタジオは「楽しい遊びの空間」を目指し、日々その空間を作っています。

その過程において、子供たちの「自由」は当たり前に存在し、その存在をまた写真というモノに残し、子供たちの存在を証明するお手伝いをするのが自分たちだと私は思っています。

その「お手伝い」のなか、私たちの様々な意思や想いが一つ一つ積み重なって、やがて唯一無二の関係性になっていく

この考えにまた一つ根が張られたのかな、と思います。

 

 

さて、この2ヶ月、自分自身もそうですが、この場所をはじめ、テラスでたくさんの写真が撮れる様になりました。

同じく「初めてのインテリア」を同時スタートで挑む諸先輩方の写真を見て、自分のカメラマンとしての実力不足を痛感しながら、夏子さんが所沢店に移籍し、自分もコーディネータをする回数が増え、コーディネーターとしての未熟さを思い知りました。

この外のテラスは、私はそうやって自分の「できていない」、を知り、

カメラもコーディネーターももっと考えて、もっと全力で取り組まねば。と気づかされたインテリアでもありました。

 

 

「コーディネーター」と、自分で口に出してみると、今自分が先に連想するのは、衣装コーディネートです。

衣装とインテリアというのは大切な写真の構成要素。自分は服が好きなので、「どんな衣装が似合うかな」「どんな衣装が好きかなぁ」と、そんなワクワク感が、わりとカメラを握っていても頭について回ります。

(☆衣装コーディネートも大事ですが、当たり前に皆さんと関係を作っていくことも大切です。衣装以外にも大切な役割がコーディネーターにはたくさんあります。)

 

 

このお写真は夏子さんがカメラマンで、私がコーディネーターをしました。

可愛くらしく、時に鋭く(笑)会話を楽しんでくれる女の子。

肩にあかる髪の毛は、ままさんの慣れた手つきで三つ編みに変身し、卒園したばかりとの園服から覗く長い手足とあどけないお顔が、3年間の成長を感じさせて、そしてもっと可愛らしく見えました。

 

いつも通りの園服と髪型だったかもしれない。

でも、今日はいつも通りじゃないよ。

 

シンプルに見えて、でもよく似合う、くすんだクリーム色のスカートに、ナチュラルなニットカーディガン。しっかり伸ばした靴下は、彼女の真面目さと、この雑さが1つもない写真において大切な要素です。

私が選択した髪飾りは、大きめの花を模した髪飾り。テラスで撮影することを想像して選択しました。

明るく綺麗な光が差し込むテラスで、この髪飾りがきっと彼女をまた一つ変えてくれると思ったからです。

(ちなみに、すこし繊細な作りをしているので、彼女の協力が不可欠でした。)

 

日常だった日々を特別にするために、写真に残したり、人は節目を大切にするんだなと、最近学びました。

そんな日常に、ほんの少し特別な非日常を感じてもらえる場所。

 

人は常に「美しい」「唯一無ニの魅力」の瞬間を、身に纏っています。

私は彼女のその瞬間瞬間とこの写真館という非日常を、混ぜ合わせ、そして美しく溶け込んだその一瞬をコーディネートしたい。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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